【追記有】WELQ(ウェルク)事件から思うこれからの教育

コピーペースト その他

人のコンテンツ盗んじゃダメです。ネットだからいいって事はないです。

今回最もいけんのはDeNAが組織だって盗用を行った事。守安社長のインタビューを読みましたが「認識が甘かった」なんて軽いものじゃないですよ。盗んだコンテンツの運営者にもちゃんと謝りましょうよ。

騒動のながれを見ていて思った事。そもそもネット上のコンテンツをパクル行為=盗みという認識が社会的に低いんじゃないだろうか。

時々あるやり取り

WEBサイト制作の打ち合わせにおいて、ごくたまになんだけど次のようなやり取りになる時がある。

井元「このページの原稿をお願いしますね」
お客「あぁ原稿ね。ここ(他社)のサイトのを適当にコピペして使って~」
井元「ダメですよ」
お客「え?そうなの!?」

超驚く・・・。けどお客も驚いてる。ダメなの?何で?って。
かと言ってもちろんそのお客さんが現実社会で窃盗をやっているわけじゃない。
つまり「ネットはいいんでしょ」という誤解が根底にあるんですよ。

これからを語ってみる

重要なのは教育かなと思いました。

インターネットの普及はたかだか十数年。まだまだルールが曖昧な事も多い。今のオトナは小さい頃から身近にネットがあった訳じゃないから知らないだけなのではないかと。ネットでは情報が無料で得られるもんだから、それを利用するのもいくらでもやっていいと誤解しているだけじゃないでしょうか。

例えばバカッター。彼らは素行が悪い人間なわけではなく、そのほとんどが全くの普通の若者。それをするとどうなるか「ただ知らなかった」だけ。

将来の教育

でもこれから大人になる子どもたちはきちんと知識として持っていてほしい。
小さい頃から学校で教えるのが正解。インターネットでも現実社会と一緒でパクリは絶対ダメ。なぜダメなのかその理由も道徳的に教える。そしてパクったらこういう結果になる!というところまで。DeNA事件を教科書に載せて教材にしてもいいでしょう。

併せてインターネットの仕組みもきちんと教えて「こんな事をするとこうなってこうなるよ」と例を交えて必修で教える。バカッターも本人が無知だっただけだから。だけどその影響は人生さえ左右しちゃう。今や企業の採用担当はSNSまでチェックする時代。ずっと残っちゃった記事のせいで就職がうまくいかない・・・なんて可哀想過ぎる。もしきちんと教育現場で教えてもらっていればこんな事はしなかっただろうにと思うわけです。

ネットに携わる人は特に

私もコンテンツを丸ごとパクられた経験があります。しかも同業者!語尾だけ変えてみたいなやり方でまったくWELQと一緒。ユーザーに役立つ情報をと時間をかけて書いたモノをしれっとコピーして持ってっていかにも自分が書いたように自社サイトに掲載するとは・・・。

ネットに携わる人がこれではいけない!率先して盗用には声上げないといけない立場だと思います。WELQ他パクリに関係した人もしかり。

予言

こうなるかも。

【追記:2016年12月22日】

顧客でもある岡山中庄架け橋法律事務所の呉弁護士が超良記事書いてました!
岡山市ネットイラスト無断使用の問題~まとめサイト問題も含め~

ネット検索の過信のくだり、とても嚙み砕いた表現でいい!WEB業者の私もこんなにきれいに書けません(汗)さすが。
「無料 イラスト」で出たサイトのを無断で使う、という事自体驚きを隠せないけど、現実にはその程度の認識でしょう・・・。

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