【イラストパクリ事件 その19】裁判官から和解提案

ワレ、なにパクリよんなら 著作権

これまでの関連記事はこちらにまとめています → 【イラストパクリ事件 まとめ】事件の経緯

11月22日(水)が第4回口頭弁論でした。やはりこの日も被告S氏は出頭せず。

今回は

  1. 被告の準備書面に対する反論
  2. イラストレーターきざみ葱の陳述書

を裁判所へ提出しました。

1は被告S氏の書面に対する反論です、S氏の主張は下記記事を読んでください。

【イラストパクリ事件 その17】第3回口頭弁論S氏出席前提の日程にもかかわらず来ず
【イラストパクリ事件 その18】日本語が通じない・・・

あまりにトンチンカンな内容なのでこれに反論するのも疲れる!こちらの回答はしごく真っ当な内容です。なのでここに詳しく書くほどでもありません。

2の陳述書ではイラストレーターきざみ葱本人が、主張も含め、思ったことなどを書いて、裁判所へ提出する書面です。

主に

  1. 美術に触れるようになった幼少期でのきっかけやこれまでプロのイラストレーターとしての主な職歴、実績を今日に至るまでの「経歴」
  2. 現在のイラストレーターとしての活動状況
  3. イラストの料金設定や著作権侵害による具体的損害、金額に算定しがたい損害など、S氏の無断使用という行為によって、いかに損害を被ったことについての「主張立証」
  4. イラスト等制作物の価格例を出して明確な金額の「損害証明」
  5. 今回の無断使用についての憤りの気持ち

和解の提案

提出した書面を踏まえ、裁判官から話し合いすなわち和解での解決の余地はないのか考えてきてほしいと提案がありました。

誠実に回答する気もなく日本語の通じないS氏。個人的にももう裁判所が結論出すしかないかな、と思っていましたので、呉弁護士と相談してこの提案を受け入れることに。和解の内容として

  1. 被告S氏が原告(弊工房イラストレーター)にイラスト料プラスアルファの金額を損害金として支払う
  2. 被告は謝罪する
  3. 被告は今後原告のイラストを一切使わない

です。

S氏が和解を受け入れれば裁判は終わります。受け入れなければ裁判所の判決となります。

次回口頭弁論期日は1月10日(水)。それまでに何か動きがあればまたここで書きますね。

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