XOOPSとホームページのメリット

お客様との打合せにおいて「RSS」の話題が上がると、「RSS？それ何ですか？」と、社長やウェブ担当者さんがご存知ないケースが続いたので、RSSの説明と中小零細企業のウェブサイトでそれを使えばいったいどんな事が出来るのかをまとめてみました。

まず「RSS」とは？

一口で簡単に説明すると、指定したウェブサイトのニュースやブログ等の更新情報をまとめて把握する事が出来る文書フォーマットの総称です。といってもちょっとまだ意味不明なかたもおられると思いますので、例を挙げてみましょう。

私井元の好きなブログを例に

プライベートの話題で恐縮ですが、実は私井元が更新を楽しみにしているブログのひとつに漫画ブログの「毎日赤点製作所」さんがあります。こちらを例にしてみましょう。（いつも笑えて癒されるのです。）

そんないつも楽しみにしているブログですが、毎日更新ではないので「今日は更新されたかな〜」とアクセスすると、前回自分が読んだ記事から新規に投稿されてない時もあります。つまり、アクセスしてみないと更新されたか分からない。しかも、私は他にもビジネス・プライベート含めて複数のブログのファンなので、その都度全サイトにアクセスするのはちょっと大変だし、とても非効率です。

そんな時、この「RSS」機能を利用します。「毎日赤点製作所」さんのブログなら右カラムの一番下[XML RSS2.0]アイコンに注目します（2010.05現在）。こちらをクリックして「購読」または「このフィードを購読する」とすると、あら不思議！、更新の度に自分のブラウザに表示されるようになります。わざわざ各ブログを見に行く手間も掛けずとも、ブラウザを開いて確認すれば、どこそこのブログが更新されたのが一目で分かり、おまけに記事タイトルをクリックするとその記事へワンクリックで飛ぶ事も出来ます。

これが前述した「指定したウェブサイトのニュースやブログ等の更新情報をまとめて把握する事が出来る文書フォーマット」という意味です。

それでは企業ウェブサイトではどういう活用が出来るか

RSS機能は何もブログだけではありません。企業サイトには、ニュース、コラム、ブログ、レポート等、たくさんの更新コンテンツが盛り込まれていますね。その全てにRSS機能を備える事が可能です。

小売・サービス業を例に挙げましょう。新商品発売、キャンペーン開催、社長・スタッフブログ等、エンドユーザーであるお客様に発信するコンテンツはたくさんあります。特に、中小零細企業、個人事業の会社では、事例やニュース、ブログなどで、自社アピールを長期的視野でインターネット営業されておられる会社も多いでしょう。

そんな時、この「RSS」機能が自社サイトに備わっていればどうでしょう。ご利用頂いているエンドユーザーに、情報が更新された時には必ずアクセスしてくれるように促す営業が出来るわけです。

私が「毎日赤点製作所」さんのファンであるように、まずはエンドユーザーにネット上で自社のファンになってもらう。それを獲得する手段として「RSS」を活用してみてはいかがでしょうか。

最後に、CMSであるXOOPSにもモジュール単位でRSS配信機能が搭載されています。もちろん当コラムにもRSS機能があります。記事タイトル右上のアイコンをクリック頂きますと、当稚拙コラムが購読出来ますので、不定期でもよろしければどうぞ！