4年前にこんな記事を書きました。
昨今無料のホームページ作成サービスがたくさんできて、誰でもサイトを作れる、持てる時代になりましたね。~中略~
そうなると我々の業界では「WEB制作会社が生き残るにはどうするんだーー( ゚Д゚)ガタブル」的な話題でもちきりです。Google検索で「WEB 制作」と入力していくと「web 制作 会社 なくなる」と補完ワードが出て検索すると山ほど悲しい記事が出てくるよ。
これからのWEB制作会社の生き方→井元はこうやっていくよ!
ネットが日常的になった昨今、もう企業にサイトは行き渡りました。逆にいまだにサイトがない企業のほうがレアですものね。
顧客のみなさんの中には井元はどんどん企業サイトを制作して忙しくしている、と思っておられる人もみえると思いますが、実はもうそうじゃないんですよ。年間のサイト公開件数でいうと、4年前の半分くらいじゃないかなぁ?減りました。地方では新規制作の市場は縮小しているように感じます。
すでにそれは4年前からわかっていたことだから、だんだんと業務内容はシフトしていき、今や弊工房の主な業務はトータルデザイニングからの企業・商品ブランドの向上とWEB運用です。時代は次のフェーズに入っています。
「顧客の役に立つ存在でいられる」かどうか
当時からWEB制作界隈では「どうやって生き残るか」みたいな論争がけっこう出ていましたけど、私はそれにちょっと違和感を感じていて。自分が「生き残るために」じゃなくて
「顧客の役に立つ存在でいられる」かどうか
こう考えるべきなんじゃないか、と。
そのときからどうやったら今後顧客のためになるサービスを提供できるか、これを一生懸命自分なりに考えながら仕事をしてきました。
新サービスを毎年リリース
そして行き着いたのが、顧客に役立つサービスを毎年ひとつずつリリースしていこう!
イラストレーターである妻とも相談しながら少しずつやってきました。
弊工房が得意とするデザインを武器にしたトータルデザイニング、商品やサービスをマンガを使った新しい切り口でPRするマンガ販促サービス、そして広報支援を中心とした年間コンサルティング、弊工房の商圏である岡山・広島の中小企業とその事業を紹介するオウンドメディアサイト『岡山・広島プレス』の公開など、毎年新サービスをリリースしてきました。
そして一番新しいのはこれ。企業・店舗キャラクターをネットで購入できる『キャラ市楽座』。リリースほやほや。
これをやったら喜んでもらえるかな?
コロナ禍でいろんな企業が大変な状況。苦戦しておられる何人かの社長に「井元さんはWEBといういい仕事を見つけられた。先見性があるよ」と言ってもらいました。
そう言っていただけるのはうれしかったのですが、でも前述のようにただWEBサイトを作る案件ばかりをやっていたら今はありませんでした(最悪廃業していたかも!?)。次のフェーズを意識して、少しずつでもいいから顧客のみなさんのために、これをやったら喜んでくれるかな、役に立つかな?を繰り返してきたのがよかったんだと思います。
でもそれに気づかせてくれたのは顧客のみなさんのおかげです。井元を信頼して仕事を依頼してくれる顧客のみなさんの話だったり、業界情報だったり、その中から実はヒントをいっぱいもらっているんです。
継続の先に未来がある
毎年リリースするサービスの中には、すぐうまく回ったものもある反面、成長が遅く収益化できてないサービスもあるし、はたまたずっこけて大ハズレしたものもある。
結果はまあそれとして、今後もいろいろ挑戦していきたいと思います。トライの繰り返しにコストはかからないしね!だってこの世にないものをやってみるんですから。
もし、こんなことを井元デザイン工房にやってもらいたい、とか要望があったら、逆に聞いてみたいな。顧客のみなさん、どうぞ遠慮なく言ってみてください。ニーズがあればやっちゃうかも。
少しずつでも顧客のために。
この繰り返しで今がある。
そしてその継続の先に未来がある。
これからも顧客のみなさんの良きパートナーとして一緒に考えていける存在になれるよう、井元デザイン工房は努力していきたいな、と思っています。