【園・校長のマスク要請 その1】コロナにかかるしかない、発言

園・校長のマスク要請 子ども

この春お子さんが入学・進級したみなさん、いかがお過ごしでしょうか?今の時期、新しい環境にはもう慣れたかな?新しい友だちはできたかな?、とお父さんお母さんはドキドキの毎日と思います。

かくいう私の娘も保育園を卒園して小学校へ入学しました。みなさんと同じようにドキドキしながら成長に目を細める、みたいなのをニヤニヤしながら想像していましたが、ところがどっこい、ある事案で園と学校からの過度な要請がひどく、2月から4月にかけてほとほと疲れ、そしてしまいにはあきれかえってしまった日々でした。

ある過度な要請とは、何に対してか。それはですねぇ、

「娘さんにマスクを着けさせてください」

です。

すぐ、カイカイになる娘の皮膚

実は私の娘、皮膚が弱くマスクをつけることができません。摩擦などによりすぐ赤くなってしまう症状があり口元がかなりあれるので、通院している皮膚科の医師の、マスクは極力避けるように、との指示のもとそのように過ごしてきました。

しかし!事情を説明しているにもかかわらず、保育園や小学校からのマスク要請がひどすぎてひどすぎて……。いろいろいやな思いをたくさんしました。その中から特選した事件をみなさんにご紹介。全部は多すぎて書き切れないからね。まずは保育園編!

マスクをしないならコロナにかかるしかない

皮膚疾患のため2年前よりマスクなしで登園していた娘。卒園間近の2月のとある日。担任の保育士が娘本人を呼んでマスクの着用について話をしたそう。娘が「カイカイになるから(しない)」と答えたところ、担任から驚きの発言が。

マスクをしないならコロナにかかるしかない

おぉぉ……!帰宅後も本人はショックが隠せず……。こ、怖!これ6歳児に言ったらダメだよ。しかも保護者の私たちでなくなぜ本人に。

どうやらことの発端は、この日読み聞かせをしたコロナの絵本が原因みたい。マスクをしていない子はコロナにかかるゾ~、という悲惨な内容の絵本です。

動画がありました。これです。

読んだ友人がひと言「これを保育園で読んだの!?き、恐怖政治だ」

読み終わるや否やひとりマスクをしていない娘を挟んで「マスクしてない!」「娘ちゃんはカイカイになるからいいの!」という反対派と擁護派の子どもたちの大論争が始まり、大炎上。収拾がつかなくなったそうです。そこで出た発言らしい……。

担任「あのときは(教室が炎上して)こう言うしかなくて……」と弁解してみえたが、ほりゃそんな絵本を読んだらこうなるだろうよ。

ママ友たちもドン引き、このセリフ

しかし、このセリフ「マスクをしないならコロナにかかるしかない」。パンチ強すぎだわ。

ママ友たちに話したら「なにそれ……!」みんなドン引き。「そんな辛いこと言われたの!?」と中には感情移入して今にも泣きそうなママも。

このセリフ、相手が大人だったら絶対言わないと思うんだよねぇ。だってケンカになるもん。年端もいかない幼児だから発言したんだと思う。保護者相手には絶対言わないでしょ?

そこでふと思ったんだけど、もしかして担任はこう信じ込んでいる、とか!?

「マスクをしないならコロナにかかるしかない」

「マスクさえすればコロナにかからない」

やだ、いつからマスク様はそんなに万能なの。

実は気にしているのは園長だけ

担任の単独プレイかと思っていたら、実は園長もこの絵本を読むのを知っていたことが発覚。え?園長がOK出した事案ですか?

園長いわく「これからの人生ずっとマスクをして過ごさなければならない。この絵本を読んでコロナウイルスのお勉強をしてほしい」のだそう……。

え?ずっとしないよ、マスク。親は、子どもたちには早く外させてあげたい、と願っているけど。息苦しいし生活に不便だし。

園長は違ったの?死ぬまで着用するべきと思っているの?
絵本の内容もどうかと思うけど、それ以前に、保育園の指導でこの本をチョイスしたらダメでしょ。

ちなみにマスクをしていない娘について、他の保護者のみなさんは温かく見守ってくれています。
実は妻と私は保護者会の会長をやっていたので他のクラスのみなさんともほとんど顔見知りなんですが「マスクをさせてぇ!キー!」みたいな人はもちろん皆無。つまり気にしているのは園長だけ!

フォローをするわけではないですが、こちらの園長と担任。普段はほんと子ども思いのいい保育士なんですよ。担任には過去に子育て相談も個別にお願いして助かったこともあるし。

なかなか食べてくれなかった娘。過去には担任にアドバイスをもらったことも。

つまり、感染対策となったとたん急に「子ども < 感染対策」に優先順位が入れ替わるわけ。おそらくご本人たちには子どもたちをないがしろにしている意識などないと思う。本来優先すべき子どもの健康とはまた別の視点から、子どもたちのために、と行動されているように感じる。なんとしても感染させまい、これからのマスク人生のために、と思考が一方だけに偏ってしまっている。

ちょっと立ち止まって考えてもらいたい

子どもたちに安易にマスクの要請をしたり、休園を求めたり……。

感染を止めることだけに集中しすぎてしまっている園関係者のみなさんには、今後はちょっと立ち止まって考えてもらいたい。

子どもたちのためにも切に願います。

(※これ、市役所子ども課の人たちにも言えることね。過度な要請の基となる通達はここが出しているから)

それでもなんとか卒園しましたが、次は小学校。まだまだ過度な要請は続きます。校長はこれに輪をかけてぶっとびでした。次回は小学校編です。お楽しみに。

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