この仕事を長くやっていると、顧客のWEBサイトリニューアルの際、残念ながら他社に乗り換えられちゃった……ということもあります。
ひどいときはリニューアルされた後に知る、というね……。相見積もりどころか、そもそも井元にお声がかかっていないじゃん……!
地味にけっこうへこみます。
サポートは弊工房の得意なところだから、一生懸命やってきたつもりなんだけど、単純に私の営業力が足らなかったり、お客からしたらメリットを感じてもらえていなかったり、何らかの理由があってのことでしょう。残念ですけど、そういうときもあります。
顧客のサイトを見にいってみる
ぼやいてもしかたないので、乗り換えられちゃったときは、他のWEB会社が制作したお客のサイトを見にいくようにしています。他社が制作したら、どのようになるのか。純粋に興味があるのです。
一度はお世話になったわけですから、顧客だったその会社のことは、十分すぎるほどに知り尽くしています。私がしたのと同じようなヒアリングをして他社が制作した場合、さて、いったいどんなサイトになっているのか。興味がわきます。
十数年前に弊工房が制作したときより、顧客もパワーアップしているわけですから、今回のリニューアルで、当然、WEBサイトもグレードアップしていることでしょう!
(どれだけ、いいサイトになったかな~)とね。

個性、死んじゃってるじゃん
ところが、これまで(うわ~こりゃやられたわ~!ええサイトを制作しちゃったねぇ)となったことがない!!
先日もC社のリニューアルサイトを見にいきまして、ひととおりコンテンツを見ての第一声。
(C社の個性、死んじゃってるじゃん……)
中身がない……
見た目はいいのですよ。カメラマンが撮影したであろうきれいな画像がふんだんに使用されていて、いわゆるかっこいい。撮影費用もけっこうかかってるんじゃないでしょうか。
ですけどね、
中身がない……!!
ビジュアルに力を入れすぎているのか、肝心の構成が充実していない。文章やコピーも表面をサラッとなぞっただけのありきたりな表現ばかり。
あのとき社長が語ってくれたユーザーへのアツイ熱意はどこいった?
あのとき聞かせてくれた事業への想いはいずこに?
理念は?環境への取り組みは?すばらしい実績は?
全部どこかへいっちゃっていました。
読むところはないし、更新コンテンツもなくなってしまって、成長性のないサイトに変わってしまっていました。1分以内に全ページ読了。
繰り返しますけど、見た目はいいのですよ。流行りのデザインを採用していて。
だけど、この内容じゃ……おそらくお客は来んぞ。
もっといい提案をしてあげておくれ
C社だけでなく、K社もF社もA社も、弊工房から乗り換えてみえたWEBサイトは、みんな似たようなリニューアル結果でした。
おい!制作会社!
うちから乗り換えたんならさ、もっといい提案をしてあげてくれよぉ~。
もっと会社の個性をくみとってあげてくれよぉ~。
そう思う、今日この頃です。
WEBサイトは構成が命。ペルソナを作成したうえで目的をもった立案をするのって大事だよ、とあらためてWEB会社としての職責を胸に誓いました。
それにしても、C社にK社、F社にA社。振り返ったら、けっこうな顧客を奪われとるやん、わし。
な、泣いてないんだからぁ……!!
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