サイトがずっと手つかずで……Web運用支援依頼が増えてきた

井元デザイン工房 WEBサイト

「うちのサイト、何年もずっと手つかずで……ちょっと見てもらえないでしょうか?」

昨今、こういった問い合わせをいただくことが増えてきました。サイトの種類はWordpressなどCMSが大半で、だいたいが5~6年放置プレイ。

制作してもらった会社には頼まないんですか?、と聞くと「制作会社とはもう何年も疎遠で……」「そもそも運用は専門でないと言われて……」「廃業してしまって……」と理由は様々。

夏の思い出

夏の蝉

こういう相談を受けると、あの日の夏を思い出す……。そうあれはある企業の社長と商談したときのことだ。井元デザイン工房は創業したてでまだまだ小さい会社だった(ちなみに今も小さい)。

名刺交換をするや否や社長が怪訝そうな顔で

「おたく、ひとりでやっているの?」

井元(?)「えぇ、はい」

「う~ん。小さい制作会社に依頼するとだね、もしも、ってことがあるだろう?きみぃ~……いやいや倒産するかも、とそこまでは言ってないじゃないかぁ。そう!あれだよ、リスクマネジメントってやつだよ」

わるかったな!うちは小さくて

(ぽっと出の会社みたいだけど大丈夫か?)とそのときの社長の目には映っていたんだろうなぁ。サイトが完成したはいいけどそのあと制作会社が潰れたらいろいろ困るもんな。まあ、気持ちはわからんでもない。

相談をお聞きしながら、ふと昔を思い出してしまった。

どうすればいい??

問い合わせをくださったみなさんは、これまで(Web運用は大事だよな、やらないといけないよな、どうにかしないとな)とずっと思っていたところに、社内方針の転換だったり単純にサイト不具合だったり、あることをきっかけに(よし!本腰入れてサイトをちゃんとやろう)と思われたようです。

でもそこで(んで、どこに相談すればいいんだ?)。

困ってみえました。

いい機会なんで、井元デザイン工房がやっている作業内容を書いてみます。

まずはサイト整備

CMSの場合、まずはいろいろアップデートが先決。特にWordpressは最新バージョンにしておかないと悪意ある攻撃をすぐ受けちゃう。

あとはサーバー側が古い仕様のままだったり常時SSL化になっていないのを対応します。

Webを取り巻く環境はとにかく変化が目まぐるしいから、たった5~6年くらいでも取り残された感がハンパない。仕様を眺めているとここだけ時が止まっているかのようです。だから、まずはサイトとサーバー整備からやっています。

次に要望

次に弊工房にどうしてもらいたいのか、いう要望ね。制作だけしてほしいのか、運用までしてほしいのか。

ここは会社の目的によって様々だから、打ち合わせをさせてもらって決めます。CMSの更新支援を主にやってほしい、という会社もあれば、広告運用でバリバリいくぜ!、って会社もあるし、相談・サポートを中心に年間契約で、と希望される会社もあります。ほんといろいろ、会社の色があっておもしろいです。井元はだいたい対応できるので相談してください。

おわりに

これまでは弊工房が構築したサイトの運用支援が多かったので、方向性など最初からすり合わせができている場合が多かった。

でも他社構築の既存サイトの運用支援になってくると、設計が古かったり、当時とは目的が変わっていたりしてそもそも内容が伴っていなかったりする。

だから、もっとこうしたほうがいいな、とか、ここは早急に変えたほうがいいぞ、など提案はてんこ盛り。どんどん助言していきたいんだけど、でもまあみなさん、放置期間があまりに長すぎてWebに不慣れなせいか、急に言われると(え~と……)と戸惑われて、気づいたらフリーズしておられます。

なので、少しずつ提案していこうかな、と思っています。

おまけ

WEBサイト制作の現場が実際どういう構造になっているか、ちょっとおまけ話。

よく心配される、小さな制作会社は不安、というネタ。

前述の夏の思い出に出てきた社長には「小さい制作会社に依頼するとだね、もしも、ってことがあるだろう?きみぃ~」と露骨に拒否られましたが、そう思い込んでいる人にひとつ教えてしんぜよう!

どんな大手のサイトも実際に手を動かしているのは下請けの下請けのそのまた下請けの”末端の制作会社”が構築している、ということを!バァーーン(←ちなみに井元はココ末端です

受注のながれを家系図に例えたならば、元請けはだいたい江戸時代のご先祖様くらいはるか上です。会ったことない。

だから、実は弊工房も「え?あの会社のサイト、井元さんが作ったの!?」というように、誰もが知っている企業のサイトをたくさん手がけているのよ。エヘン。シュヒギムとやらでここでは書けないけどね。

私が感じることですが、企業と制作会社はそれぞれのスケールによって棲み分けされていると思う。

上場会社くらい大手だとやはり同じ規模くらいの広告代理店と契約したほうがいいよね。まかり間違って弊工房に直依頼してもらってもたくさんの人員をかけたりはできないし、そもそもそんな大きな市場データはでかすぎて持っていないし。

逆に零細企業が、大手企業がやっていることを提案されてそれをマネしても、ほぼうまくいかない。

規模、市場、地域などそれぞれの企業スケールに合わせた提案ができるノウハウを持っている制作会社と出会えればお互いいいよね。

ということなので、制作会社に問い合わせるときの参考にしてみてください。おまけでした。


毎回開かずに削除するメールってあるよね?営業メールとか。

Outlookさん。そろそろ、もうあなたの判断で迷惑メールフォルダへ入れられるくらい、AI学習ができるようになってくれ……

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