WEBデザイン提出時において、例えば「ここの色を青に変えてほしい」というような要望をお客様から言われる事があります。
でも弊工房ではそのまま青に変える事はしないんです。
なぜなら、デザインコンセプトに基づいてその配色には必ず理由があるからなんですね。
それよりなぜそう思ったのかが重要だと思っていて、必ずそこをお尋ねするようにしています。
よくよくお聞きすると、だいたい「理由」があった上でそれをお客様の中で考えて「要望」にしておられる事がほとんど。
「お問い合わせボタンを赤にしてほしい」→よくよくお聞きすると真意は「目立たせて欲しかった」
お客様なりに赤にすれば目立つと考えてのご要望。
「上の帯（グローバルメニューの背景）を濃い青にしてほしい」→真意は「うちのロゴマークの色が実は濃い青だった」
最初水色と言っていたけど実は濃い青と判明。慌ててとりあえず上の帯の色を変えればそれなりになると考えてのご要望。
「背景を黄色にして」「ここの文字を倍サイズにして」「ここに画像を置いたらいいんじゃない」・・・これまで数限りなくあります。
せっかく良かれと思って考えてくれたお客様に対して大変言いにくいのですが、もしそのようにおっしゃるとおり変更したとしても”絶対にデザインは良くはなりません”・・・これまで一度だってです。
それよりも、真意の方を伝えて頂いた方が上手くいきます。
汲み取ってデザインに反映させるのが私たちの仕事なので、お客様の想像以上に良い解決策をご提示出来ると思いますよ。
