みなさん確定申告はすすんでますか?私はなんと2月18日に完了しました!新記録ww
昨年はギリギリまでえらい目にあったので、今年は安心安心。
さて、先日新規でこんな問い合わせをもらいました。
運用中のWordpressのあるページを編集したいんだけど、どこからやったらいいかわからない・・・
そんなの管理画面でしょー、と答えるも、どうやら該当する編集画面がないらしい。
聞くとWordpressを構築した業者はとんずら、連絡がつかないとのこと。えらい困ってみえました。おそらくたたんだかつぶれたか、数年ばぁーーと安く受注して突然いなくなる、昔WEB業界ではよくあったけど、最近ではめずらしいな。
調査・修正の注文をもらったので(ありがとうございました~!)見てみると、ほんとだ、編集画面があるにはあるけど内容がない。
調べると、えらい無理くりな手法で構築されていたのが原因だった・・・。これ普通の人だとわからんぞ・・・
ちなみに、私は2時間くらいかかった・・・疲れた。
独自仕様で作った本人しかわからないようなのを構築したらダメだよ、しかも仕様書なしに。お客のことや自分がやめたあと引き継ぐ会社のことを考えようよ。
実はこういう事例ってけっこうあるんですよ。そのたびに声高に叫びたい。
零細制作会社に告ぐ!
もし会社がつぶれても影響がないようにしていなさい!
これだけはやっとけ
もしつぶれても、これだけでもちゃんとやっておいてくれたらなんとかなります。
1、アカウント情報はお客さんに渡しておく
ひどい事例になると、お客さんに聞いても、自社サイトのCMSのログイン情報がわからない、なんてケースがあります。
こうなると、引き継いでもお手上げ。どうにもなりません。WEBサイトは削除して再構築しかない。悲惨。
さらにサーバーのアカウント情報までわからない・・・っていうおそろしいケースも。支払いとかどうなってんの?
アカウント情報がないと、サーバーの解約や移管もできない。月額料金の引き落としが止められない、という。こわっ
2、他社に引き継げるようなつもりで構築する
WordpressなどオープンソースのCMSで独自仕様で構築されると、そこの箇所は作った本人しかわからないのよ。
調査するだけでもえらい時間と費用がかかるから、これも引き継ぎにくい。新規制作したほうが安くなる、という。
だから、最初から他社にも引き継ぐつもりで構築すべし。それかちゃんと仕様書をつけておく。(ちなみにこれまで仕様書があった案件は一度もありませんけどww)
小さな制作会社に依頼するときの不安
こういう話をすると「あれ?井元デザイン工房も小さいがな」と言われます。そうです、弊工房は妻と私のとてつもなく小さい会社ですww
だから依頼される人が不安にならないように、こうしているよ。
1、自社所有である
井元デザイン工房の広島オフィスは賃貸ではなく自社所有です。だからお客さんからしたら、急に連絡がつかなくなったり逃げられる心配なしww
オフィスを購入したのは5年前なんですが、当時友人や取引先からは疑問を投げかけられたり、けっこう驚かれました。「え?買ったの?」とか「そんなリスク負わなくても賃貸でいいじゃん」「思い切ったことしたなぁ」などなど。
でもね、これ実はねらいがあって、やっぱり依頼しようとしている人の不安を取り除きたかったんだよね。打ち合わせで訪問したら、コーポの1室1DKオフィス、とかゆうよりも、ちゃんと自前オフィスのほうが安心に思ってもらえるかな、って。せっかく井元を信頼してもらったのに、会社規模が理由で発注できない、なんてのも申し訳ないから。ちなみに岡山オフィスは実家でこちらも賃貸ではありません。
2、創業13年
うち、けっこう長いことやっとるんですよ。年数を伝えるとみなさん安心されます。
制作会社の住み分け
今回は小さな制作会社について書いてみました。
地方にも自然と住み分けがあって、地場の上場企業や官公庁は大規模な制作会社に依頼しています。そして、中小零細企業は小規模制作会社と取引が多いです。
小さな制作会社に依頼するのは不安だな、と思われるかもしれないけど、実際には中小零細企業と小規模制作会社はお付き合いが長いんですよ。
今後、WEB関連の発注する機会があったら、このあたり気にしてみてください。特にWEBサイトとサーバーのアカウント情報はちゃんと自社管理すべし。