企業が物品やサービスを購入する時、よく行うのが相見積もりです。資材を買う時、機械を買う時等、どこから買ったら一番安いか、業者にそれぞれ見積もりを出してもらって、一番メリットのある取引をする為です。
先日当工房にも相見積もりのご依頼を頂きました。今日は「え!?井元が一番高かった!?」というお話です。
Web業界でのお見積り
Web業界でも、たまにですがあります。
ただ、Webサイトの構築見積もりは、物品販売とは大きく違います。
「○○メーカーの品番△△」だと、本体価格が主な見積価格になりますが、Webサイト構築においては、使用する手段・ソフト・求めるクオリティ等によって、その内容はばらばらです。家で例えれば、注文設計に似ているかもしれません。
ある企業で相見積もりとなりました
ある企業のWebサイト制作で、他社4社との相見積もりとなりました。コンテンツ量は一般的なコーポレートサイトよりちょっと多めです。
結果は、当工房も含めどこの制作会社の見積もりも予算を超えてしまっており、再見積もりのご依頼を頂きました。
下げるだけならみやすいのです
安く下げるだけなら簡単ですが、Webサイト制作とは、ある目的の為に制作するわけですから、何でもかんでも安くすればいいってものではありません。価格を抑える為に構成を見直そうにも、あらかじめお聞きしたサイト目的を達成する為には必要なコンテンツばかりでした。
それでも、優先順位を付けてコンテンツを削り、再度お値段を下げたお見積もりをさせて頂きました。
数日後、社長に電話をして訪問してみます。
結果は、何と当工房の見積もり価格が一番高かったとの事!
読者の中には「井元工房って高いのか」と思われる方もいるかもしれませんが、実は、相見積もりで一番高かったのは初めて(笑)驚きました。
なぜなら、当工房はWebサイト制作費のコストダウンにはとても力を入れているんです。(おかげさまで、中小零細企業や個人事業主、起業したばかりの事業主のみなさんに御支持頂いております。ありがとうございます!)
よくよく社長にお聞きすると、他の制作会社はどこも大幅に下げてきて、何が何でも注文を取りに来たようだとの事。
そして、当工房にも下げてくれないかとのご要望。
迷いました・・・下げるのが果たして良いか
迷いましたが、丁重にお断りをしました。
先にも書きましたが、ある目的の為にサイトを作るのです。価格を下げたがために、目的を達成出来なければ・・・本末転倒です。
サイト構築において、ぜひ、その企業のさらなる発展のお手伝いをさせて頂きたかったのですが・・・。残念ながら御縁がなかったものと、思いました。
後日社長からお電話を頂きました
ところが、後日、社長からお電話を頂き・・・とても嬉しいお言葉を頂きました!この続きはまた次回の記事(井元さんなら長いお付き合いが出来そうだから)で。