見た目だけじゃない。デザインは会社の指針そのものだ

WEBサイト

「わしゃぁインターネットっつうの?ようわからんけえのう、まあ若いもんでええがいにしてくれやぁ」と最初だけお会いしてそれっきりな社長。昔はよくおられました。「これからはインターネットっすよ」と若手社員に言われてWEB屋を呼んだはいいけど、丸投げしてドロンするパターンです。

最近では、代替わりしたり、生活にインターネットが根付いたのもあり、ネットがわからない、という社長はもうお見かけしませんね。

私、会社のWEBデザインを手がけるときはぜひ社長には同席をしてもらいたいのです!中小零細企業の場合、予算など決裁権のある社長がおられたほうがスムーズ、というのもありますが、それ以上に「方向性」を決めるとき社長のお考えは必須なのですよ。

そして、できれば実務責任者も同席して一緒に作り上げていくことが望ましい、と思っています。実際に事業を進める実務の責任者、いわゆるその会社の番頭さんがおられると、今後のWEB運用においてとてもメリットがあることに気づきました。

今回はそんなデザインと会社の指針、その後のWEB運用について書いてみようと思います。

見た目だけじゃない、WEBデザイン

会社のWEBデザイン制作というと、みなさんどういうイメージでしょうか?

かっこいいデザイン?
クールなデザイン?
女性向け?

などなど、主に見た目についてイメージするのではないでしょうか。

実際には、サイトの目的やターゲット、どうコンテンツを見せていくか、など緻密な構成の下に設計していきます。配色や画像選定などビジュアルはもちろん大事ですが、なぜそれを選択したのか、といった理由がちゃんとデザインの根底にあります。単なる見た目だけじゃないんですね。

WEBデザインとは会社の指針そのものだ

WEBデザインを設計していく際「青がいいんじゃね?」「いやいやここは黄色っしょ?」「ボタンはやっぱ赤!」と配色をわいわい決めていくわけではありません。

会社はどこを目指しているのか、誰のためのサービスなのか、どんな人に見てほしいのか、そしてそこからどういう行動をとってほしいのか、とデザインの前に、いろいろ明確にしてWEBサイトの構成を考案します。

するとみなさん、だんだんとあることに気づいてきます。

あ!WEBの設計って会社の指針そのものだわ……。

顧客、サービス、自社の強み、目指すべき目標……etc。そう!WEBサイト・デザインを決めていくこと=指針を明確にするということ、なのです。

つまり、会社の方向性、中小零細企業でいうなら社長の頭の中を具現化していく作業なのです。冒頭で、社長は同席を!と声高に書いた意図がおわかりになったかと思います。

社員参加の輪。指針共有が生むアイデアと改善

社員が参加されると「いやいや、自社の目指すべき目標・方向性とか、急に言われても……」とよく言われます。社長はともかく社員のみなさんには、はじめはちょっとハードルが高いかもしれません。

しかし、指針を決めていく過程を共有してゆけば、社員もわかってきます。(あぁ、うちの会社はここを目指しているんだな)(社長はこう考えているんだな)。
すると社員のみなさんは、今すべきことをこれか、と理解され、必然的に提案や改善の声が上がってきます。そうしたとき、はじめてWEBサイト・デザインプロジェクトは動き始めるのです。

社長の頭の中 → (WEB・デザインというフィルターをとおして)見える化する → 社員が理解する → みんなで共有できた!

イメージにするとこんな感じ。ちなみに、フィルターをとおして見える化する工程がWEB屋の腕の見せ所と思っています。

実際に事業を進める実務の責任者、いわゆるその会社の番頭さんが同席して、指針や社長の考えを深く理解されたら、今度はその方から他の社員へも伝わっていき、最終的に全社員まで広がります。これが理想です。

指針共有が自然と導くWEB運用戦略

できあがり公開されたWEBサイト・デザイン。次のステップはWEB運用です。運用により、どうやって顧客・見込み客に伝えるか、はサイトのとても大事な役割です。

でも、運用なんてやったことないし……と不安になるかもしれません。

大丈夫!会社の指針を共有して作り上げる過程を経ていれば、自ずとやるべきことが見えてきます。自然と目標に導かれます。WEB運用戦略にもおおいに活用されるのです。

これから自社のWEBサイト・デザインを新規制作、またはリニューアルを検討中のみなさん。ぜひこの「制作過程における指針の共有」を参考にしてみてくださいね。社員と共に築く会社の成功のカギとなると思います。

おまけ

最後に成功例です!

弊工房がお世話になっているT社。6年前にWEBサイト・デザインを公開しました。そのときに実務責任者であるAさんにも参加してもらって、指針や顧客、これからどこを目指すかを社長と一緒に取り組み、私からもたくさんアドバイスをさせてもらって設計しました。

それからのAさんは、もうこちらが感心してしまうくらい顧客視点でもってWEB運用をしておられます。しょっちゅうアドバイスを求められますがその内容も的確。顧客、サービス、自社の強み、目指すべき目標をいつも考えてみえて一点の曇りなし。本人の好みだけで良いだの悪いだの、見た目だけの好き勝手な意見はもちろん皆無!常に顧客ファースト!

す、すばらしい……!

毎回目の当たりにして、井元はいつも感服しています。あまりの優秀さに「井元さん、もういらんわ」とお役御免とならないよう、私も毎回一生懸命です!

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