マンガ家に元アシスタントが残業代を請求した話題がありました。→「ドラゴン桜」三田紀房氏、元アシスタントに残業代支払い「実は彼に感謝の気持ちでいます」
結果残業代は支払われて解決したようです。
今回はマンガ家の話題でしたけど、これ、どこの業界でも当てはまると思うんです。たとえ中小零細企業でも。
(※ちなみに私マンガ業界の内情を佐藤秀峰さんの本で知っていたんだけど、無事支払われたのは業界の慣例からするとけっこうすごいことだと思う。詳しく知りたい人は読んでみてくださいな。漫画貧乏)
働き方改革
現在主に大手企業が力を入れている働き方改革。企業によっていろいろな取り組みがあるなか「労務管理」はけっこう大事な要素だと思います。
何でデザイン屋の井元がこんなこと言っているかというと、岡山中庄架け橋法律事務所さんの法人向けWEBサイトを構築するときに勉強したからです。
労務管理は未然に防げ
岡山中庄架け橋法律事務所の呉弁護士と「労使紛争」について話したとき教えてくれました。
中小零細企業の多くは就業規則や雇用契約を法的にきちんとしてないことが多いみたい。で、解雇などの労使紛争トラブルが起こったら、そのとき初めて相談をしてくるそうです。でも元々就業規則とか整備されていないから、法的にはどうしようもなく・・・という案件が多いらしいです。
「こうなる前に事前に労使紛争対策しておけばどうとでもなったのに」といつも思われるそう。
つまり、雇用者から解雇や残業未払いなどで訴えられたりするトラブルが起きないよう「労務管理は未然に防げ」というわけです。
顧問契約のススメ(岡山中庄架け橋法律事務所)
井元デザイン工房、顧問契約を結ぶ
今回のマンガ家と元アシスタントのニュースを見て思ったのは、いつ何時トラブルになるか分からない!ということ。だってマンガ家のブログ記事によると、元アシスタントが働いていたのは平成17年から平成29年4月ですよ。この期間の残業代未払いを請求されて支払ったあとは、今度は今の従業員にも同じ待遇を支払わないといけない。そのときの財務状況によっては会社傾きますよ。(今回の件では他のアシスタントにも支払ってみえるようなんですごいっす)
弊工房は従業員いないんで労使紛争には縁がないんですけど、その他の法律トラブルには巻き込まれる可能性はあります。
で、実は昨年顧問契約を結びました!もちろん岡山中庄架け橋法律事務所さんです。またこの件については別記事で書きますね。
「法律トラブルは未然に防げ!」
です。
追記
今ちょうど呉弁護士からチャットがきて、この件について記事を書いたそうです!勉強になりますゾ
漫画家アシスタントの残業代請求(ニュースと法律~弁護士解説~)