いざというときにいくら用意できるか(前編)

50ドル札 仕事の話

7月に発生した西日本豪雨。被災した顧客があって制作が途中でストップしてしまった案件がありました。またその他の案件でも、高速道路とJRが寸断されたので岡山に行かれなくなり、打ち合わせは電話・チャット、メールのみ、その影響でだいぶ納期が遅延しました。

するとですね、納品できないから請求もできなくて、9~10月ちょっとだけ資金的に困っちゃったんです。いわゆる間接被害というやつです。

それをきっかけに「資金繰り」について真剣に考えるようになりました。今回は個人事業の資金繰りについて書いてみたよ。

いざというときにいくら用意できるか

何かのブログで「あなたはいざというときにいくら用意できますか?」とあるのを読みました。確か個人事業の資金繰りについての記事だったと思うんですけど、続いて「事業でうまくいかない事態に陥ったとき現金さえあればしのげます。だからいざというときあなた自身で集められるお金の量を把握しておくことは大事です。つまりいくら借りることができますか?」とあったんです。

まさに納品が延期になって、う~んどうしよう、という時期に読んだので「おぉ、確かに。1~2か月しのぐ現金さえあればなんら問題ないよなぁ」と共感しました。

お金を借りる

いきなり銀行に行って「貸してくれ」と言ってもダメですよねww以前もみじ銀行の人が、返済実績が大事、と言っていました。普段から借入をしてちゃんと返済してきた実績によって貸す金額が決まってくるそうです。
そのほか銀行以外ならマル経融資などがありますね。

借金は悪??

実は私の中で「借金は悪」みたいな考え方があったのも事実です。無借金がイチバン。

というのも新卒で入社したH家具店は、私がまだ在籍していたころから経営が傾きはじめて、聞いたところによると最後には銀行のいいなりになったあげく倒産したそうです。

でも次に入社した清掃機機商社Z社はなんと借金のない会社でした。たしか全国にある営業所も全部自社ビルだったと記憶しています。H家具店の終焉を見てきた私にとって「無借金企業」は衝撃的だったのをおぼえています。新鮮に映りましたねぇ。

なので、漠然と「借金は悪」みたいな考え方が根付いてしまってました。

いくら借りられるか計算してみた

でも、まあ物は試しと、今現在ワタクシ井元がどこからいくら借りられるかいろいろリストアップして、実際に各所問い合わせをして計算してみました・・・。

ほうほうなるほど。これくらい用意できるのか。金額は書くと生々しいので控えますけどねww(個人事業のみなさん一度やってみるとおもしろいよ)

実際に借りてみた

そして実際に借りてみました。

実は数年前にもみじ銀行の人がきて「借りてよ」とおっしゃるので、微々たる金額ですけど毎年借入金はあります。

なので、銀行以外で前から気になっていたマル経融資をチョイスしてみました。商工会の人に問い合わせてみたら、西日本豪雨の間接被害の事業者向けにも市が金利負担する、とのことで実質金利0円に。(※2019年1月24日追記 商工会から訂正の連絡があり金利0円は直接被害のみとのことです。間接被害については、利率の引き下げ(当初3年間マイナス0.5%)のみの適用)おぉそれなら、と実際に借りてみました。これで資金的な困ったは無事解決。

マル経融資については弊工房運営のオウンドメディアサイト「岡山・広島プレス」にも書きましたので、読んでみてくださいね。

西日本豪雨で間接被害でも大丈夫!利率の引き下げマイナス0.5%の「マル経融資」(岡山・広島プレス)

融資を受けたメリット

手元に現金があって助かった、の他に、意外にもメリットがあったんですよ。何ごとも一回やってみるとよくわかる。次回記事に書くよ!お楽しみに。

【追記】メリット記事書きました!
→ いざというときにいくら用意できるか(後編)

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました