いざというときにいくら用意できるか(後編)

50ドル札 仕事の話

前回の記事続きです。個人事業の資金繰りについて真剣に考えてみまして、自分がいくら借りられるか各所問い合わせて計算してみました。そして実際にマル経融資で借りてみたのが前回までの内容。

いざというときにいくら用意できるか(前編)

その続きということで、今回は「融資を受けたメリット」について書いてみます。手元に現金があって助かった、の他に、意外にもメリットがあったんですよ。何ごとも一回やってみるとよくわかる。

融資を受けたよかったこと

借金してよかった、なんてどういうことよ?と思われるかもしれませんけどww
個人事業主である私にはけっこうメリットがあったんですよね。

メリット1、入金について毎月計算する必要がなくなった

毎月月末が近くなると収支を計算しますよね。今月いくら入っていくら出ていくか。つまり、売上の収入と経費や外注費などの支出。

「収入<支出」だと不足しちゃうんで「収入>支出」にしたい。
なのでもし、あれ今月不足しそうだ!となったら、入金が速い案件から納品できるようがんばる!、とかするわけです。

例えば長期的なAという案件があったとする。でも長期だからすぐ入金はない。
平行して短期的なBという案件がある。納品したら即入金。

仕事のながれ上本来Aを集中していろいろやりたいけど、その月「収入<支出」になりそうだと、不本意ながらBをとにかく先に納めるわけですよ。入金が速いからね。

つまり毎月末↑のような計算をしないといけなかったんだけど、手元に現金があるのでそんな必要がなくなった。

メリット2、案件に集中できるようになった

メリット1で書いたように毎月末収支を計算する必要がなくなったので、収支のバランスを考えて作業順序を決めるのではなくて、短長期関係なく”今したい案件”に集中できるようになりました。

メリット3、時間を有効に使えるようになった

これまで毎月末収支を計算するだけでも、トータル軽く2~3時間は使うわけですよ。今月不足しそうだ!という月だったらなおさら数時間使っていたかな・・・そう、生産性のない何かムダな時間・・・。

それが0分になって、その分作業時間に充てたり、新しいことを考えてみたりと、時間を有効に使えるようになりました。

「ヤベー今月、収入<支出、だわー。う~んどの案件から片づけるべ・・・」というのがうしろ向きな時間の使い方だとしたら、「これをやってみたら顧客にいいんじゃないか、こんなサービスをやったら喜ばれるんじゃないか」と超前向きなことに時間をフルに使える。これはめちゃくちゃ生産的!私の中ではこのメリット3が一番デカいです。

いざというときを乗り越えるために

以上融資を受けたメリットでした。

どうですか、借りたくなりましたかww

いざというときを乗り越えるためには、普段から銀行とお付き合いして短期でいいから借りておくことも大切。現金がショートしてから銀行に駆けこんでもどこも貸してくれないからね。世知辛いゼ。
あと商工会とも密な関係を築いたりね。

もみじ銀行の人がゆってました。

「手元に現金がありすぎて困る!、ということはないですよ」

たしかに。

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