子どもの法律

「子どもの法律」サイト公開。ひどいいじめは教育現場だけで解決できるのか!?

最近立て続けにWEBサイト公開となりまして、まずはこちら!

子どもの法律
子どもの法律

岡山中庄架け橋法律事務所さんのサイトです。サイト名称のとおり子どもにまつわる法律専用サイト。

未成年と言えども法律が関わることってあるんですよね。「いじめ」「婚姻」「出産」「認知」「養育費」「犯罪被害」「少年事件」「契約」ざっと挙げただけでもけっこうある。さらに掘り下げると「児童ポルノ」「児童買春」「青少年健全育成条例」「万引き」「課金」なども。被害に遭うこともあるし逆に加害側になることも。

子ども本人や保護者がそういう悩みに直面したとき、法律の力を借りようと検索するでしょう。実際にその視点で情報を探してみたところ、あまりにも法律用語が多すぎて、はたして私はどの分野に関するんだろう、とわからなかったんですよね。

たとえば未成年の婚姻トラブルひとつとっても、妊娠きっかけなのか、親権者がこれを許さないからなのか、はたまた養育費が絡んだりとか。いろんなケースがあって、当事者が未成年だから親権者など関係者も多い。だいたいの人が初めて直面するし、子ども本人は不安だし親も動揺するし、といったなか、どの法律に該当するか、なんてわからないと思うんですよ。

つまり当事者からしたら、知りたいのは法律用語ではなく「妊娠」や「養育費」「認知」といったワードからの関連情報なわけ。

だからこのサイトは、岡山中庄架け橋法律事務所の呉弁護士といろいろ意見をすり合わせて、知りたいワード、いわゆるハッシュタグから関連する情報だけを抽出して閲覧できる設計にしました。ここが今世の中に出ている未成年向け法律サイトとは違う点です。

子どもの法律ハッシュタグ
ハッシュタグから情報を抽出して閲覧できます

昨今のいじめと法律について

未成年トラブルのひとつ「いじめ」。その総数は平成27年ころから増えています。

いじめの認知件数の推移(文部科学省)
引用:【資料2】平成30年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要 (PDF)(文部科学省)

文部科学省のサイトからお借りしました。

先日教育関係者の話を聞く機会があって、いじめについては積極的に対応しているので報告件数が増えている、とのことでした。つまり文科省の、全部ちゃんと報告しなさい、という通達で増えたんですね。
でも深刻な重大事案も同じように増えているようです。

教育現場といじめ

暴力や脅迫、強要を伴うひどいいじめに対して、私、前から思っていたことがあるんです。

叩かれたり蹴られたりとか金品をたかられたりとか危険なことをやらされたりとか。大人だと刑事事件になるやつね。こういういじめが起こって、ケガをしたり、私物を壊されたりいわゆる損害を被ったのに、学校や教師が「もういじめはやめよう」と話し合っただけで解決。それ軽くないか、と。ひどい事案の場合やられたほうはそんなんで解決にはならないよね。身体的に痛かったし怖かっただろうし精神的にもつらかったのに、話し合って終わり、ってどうよ、と思います。

未成年であれど校外で暴力をふるえば警察を呼ばれます。でも校内だと学校での解決になる。昔からすごく不思議でした。無視やSNSでの誹謗中傷も同じ。これも精神的苦痛にあたる。

なにが言いたいかというと、昨今のいじめの性質の変化とかで

教育現場で解決できない時代になっている

のではないかと。

教師のみなさんの負担

冷やかしやからかい、悪口など、話し合いで解決できるような事案ならともかく、悪質ないじめの解決までやらなくちゃならないなんて、学業を教えるのが本業である教師のみなさんにその負担は大きい。

注意しておさまるいじめと、そうでない悪質ないじめを同じ扱いで解決、とはいかないわけよ。加害者の行為の差から、それでいいわけないし。

教師は、困ったとき話を聞いてくれて適切な判断をして導いてくれる、ここまでで私は十分と思う。

冒頭にも書きましたが、文部科学省が、全部出しなさい、といってボロボロ件数が出てくるくらいです。おそらくこれまでも同じくらい件数があったけど、出すのを躊躇していたわけでしょ。そりゃ校長先生とか自分がいるうちにいじめは少ないほうがいいに決まっているよね。だって評価下がるんでしょ?(知らないけどw)彼らは県や市の職員だし保身から真剣に対処しない人がいてもおかしくないでしょ。そこを責めるつもりはありません、給料変わんないんだから。悪質な手に負えないものまで教師と学校が背負う必要はない。

当事者同士で解決する時代

だから今後は、悪質ないじめに対しては、被害者、加害者同士で解決する時代がくると思っています。そうなるとスクールロイヤーをはじめ、法律事務所の出番が増えます。

そんなとき、この「子どもの法律」WEBサイトが役に立ったらいいですね。私の提案と呉さん河田さん両弁護士の想いが合致してできたこのサイト。悩んでいる親御さんと大事なお子さんの味方になるといいな。そんな想いで制作しました。

“「子どもの法律」サイト公開。ひどいいじめは教育現場だけで解決できるのか!?” への2件のフィードバック

  1. 弁護士法人岡山中庄架け橋法律事務所 弁護士 呉裕麻 より:

    教師の負担が過大になっており、教師の長時間過密労働もまた問題になっています。子どもの教育環境を整えるためにもいじめの問題を当事者が解決する姿勢も重要だと思います。

    ご紹介、ありがとうございました。

    1. やはり教師の負担増と過密労働は深刻なんですね。今後いじめについては法律事務所の役割も大きくなりますね。

      子どもの法律サイトが役立てればと思っています!

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