進まない男性の育休→いっそ「育テレ」にしたらどうでしょう?

育児テレワーク 働き方改革

男性の育児休業取得率が全然上がりません。

育児休業取得率の推移
ここからグラフをお借りしました。2ページ目。

右の青グラフが男性です。ぐーっんと上がっているように見えますが、よく数値を見てください。たったの「6.16%」。国を上げてやって22年間でこれです。「イクメン」が流行りましたが、実際にほんとにいたのか(笑)?

男性の育児休業を取得しなかった理由を見てみると、こんな感じ。

育児休業を取得しなかった理由
男性の育児休業の取得状況と取得促進のための取組について(厚生労働省)

上位から

  1. 【27.8%】業務が繁忙で職場の人手が不足していた
  2. 【27.5%】会社で育児休業制度が整備されていなかった
  3. 【25.4%】育児休業を取得しづらい雰囲気だった

2は企業努力するしかない。これだけ世の中が多様になってひと昔前みたいに給料がよけりゃいい、という人ばかりじゃない。家族との時間を大切にしたかったり、子育てや介護をしながら働きたかったり。副業だってある。そして子どもがこれだけ少ないと今後労働力人口が増える予測は立たない。そうなると、必然的に働きやすい企業に人材は集中する。選ばれなくなってくるよね。そのなかに育児休業制度の有無が選択肢に入ってくると思う。

2は各企業さんにまかせるとして、私が思ったのは1と3。

1、業務が繁忙で職場の人手が不足していた

ただでさえみんな忙しいのに自分の担当の仕事を同僚に頼みにくいわな・・・。

3、育児休業を取得しづらい雰囲気だった

「え・・・○○さん休むの?・・・え?この仕事、誰が引き継ぐの・・・」
「おれらのときは育休なんて言葉はなかったなぁ」

同僚や上司の恨み言が耳に入るとこれはなかなか休みづらい。たとえ直接言われなかったとしても(陰で言われてやしないか)と気が気でないわな。(もしかしたら上司の評価がこれで下がるかも)と考えたらこれもつらい。

ならいっそのこと取得しないでおこうか、妻もわかってくれる・・・と。

ワタクシ思いますに、

そんなんで育児休業取得率が上がるわけない

みんな自分のことでせいいっぱい

同僚のみなさんも頭ではわかっていると思うのよ。「赤ちゃんおめでとう!仕事は任せて。育児に専念しなよ」「奥さんをしっかり助けてあげるんだぞ」

でも現実は(めちゃくちゃ忙しくなるぅーーー)(給料同じでこれはムリぃーー)でしょ。せめて給料1.5倍になればがんばるかもだけどw

本人たちも取りにくい

そして実は当の本人も休んでられない事情があると思う。

(あぁ、育休取ったら給料が減る・・・)
(1か月も休むと自分の居場所や仕事が取って代わってなくなるんじゃないだろうか)

そう思うはず。

取得期間の割合を見てみるとよくわかる。

取得期間別育児休業後復職者割合
男性の育児休業の取得状況と取得促進のための取組について(厚生労働省)

56.9%が5日未満

育児なめてるだろw

5日休んだくらいで「育休取りました」って。それ育児したうちに入るのかw

子どもが産まれた男性のたった6.16%だけが取得して、そのうち半数はたった5日未満・・・。ワタクシ思いますに、

もう育児休業制度って絶対浸透しないわ

つまり、現実社会、男性が育児休業は取ること自体、ムリだと思うんですよ。

井元も育児を経験しました

私井元にも今5歳になる娘がいます。妻と私は自宅兼オフィスで仕事をする個人事業主。育休とかないんで、育児をしながら仕事をすることにしました。と言っても、さすがにこれまでのように働けません。

乳児のとき。深夜の2回の授乳(井元はおっぱい出ないからミルクを作ってオムツを替える担当でした)、昼間もミルク、オムツ、寝かしつけ、お風呂。産後は妻の体調がすぐれなかったのでけっこうやっていました。それでも、まだ寝ているうちはちょっとは仕事は進みました。

1歳。目が離せないから夫婦で交代つきっきり。このころは仕事はセーブしていたなぁ。早朝、深夜にもやったり。正直売上ダウンは痛かったけど、妻ひとりにさせる、という選択はなく(私も世話をしたかった)、収入減は覚悟で割り切って育児をふたりで楽しみました。

2歳~。さすがにそろそろフルで働かねば(本音はもっと一緒にいたかったんだけどお金がなくなってきた 笑)となり、週3日の一時保育へ。その後、通常クラスにも空きが出たので3歳から毎日登園になりました。

育休より「育テレ」のほうが良くね?

昨今、テレワークが普及してきて思ったんだけど、自分たちの育児ってテレワークみたいだったな、と。育休制度が浸透しないなか、もしかしたら「育児テレワーク」ならみんな幸せなんじゃない?

略して「育テレ」。教育テレビ(Eテレ)じゃないよ。

育テレのメリット

育テレをやった経験から、夫婦側、企業側のメリットを書いてみる。

育児する夫婦のメリット

子育てしている人ならわかるけど、5日くらい休んでもね、まったく役に立たないのよ。子どもは5日で大きくなるわけじゃないw

でも常時家にいれば、夫婦のお互いのちょっとしたヘルプとかすぐ手助けができる。そして交代でやるから24時間ずっとひとりで育児ってわけじゃない。いてくれるだけでお互い助かることは多い。通勤・残業なんてないし、時短にしたら保育園のお迎えにも行けるよね。

そして働いているわけだから給料が下がらない!

企業のメリット

完全に休まれると仕事のしわ寄せが同僚にきちゃうし、本人も休みづらい。でもテレワークなら働くわけだから、理解のない上司に嫌みを言われることもないし、自分の仕事も継続できる、復帰後の居場所とかを心配する必要もない。

もう、日本の子育てのカタチはこれでしょ!

育休より「育テレ」

育児休業より育児テレワーク!これだよ。

もちろん休業したい人はすればいい。要は選択肢を増やす、ってこと。

この案どうでしょう?
届け~!厚生労働省の中の人!

おまけ

サイボウズ青野さんとかさくらインターネットの田中さんのインタビューを読んで思ったんだけど、育児休業制度ってさ、社長がその気になれば、推進されると思うのよ。

サイボウズ青野慶久さんが育休をとって考えた 子育てと経済の意外な関係(朝日新聞EduA)

モーレツ社長が長期休暇をとっても、会社は何事もなく回るという現実(ダイヤモンド・オンライン)

それでも、育児休業制度がすすまない理由。それは、

昭和の社長は育児をしたことがない!

これと思うわ。昭和の世代なんて夫は外で働き、妻は家で育児の時代でしょ。そもそもやる必要がなく、やってこなかった人が旗を振れるわけがないw

あきらめましょう(笑)よっぽど世の中のながれがわかり、理解のある人でないと、自分がやったこともないことを推奨して男性社員に育休をとってもらうなんてしないわ。

育休制度がひろがるとき。それは育児をしたことのない世代が引退したとき。かな、と思う。

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