働き方改革が叫ばれるようになって早や2、3年。この間企業はいろんなことに着手してきました。
その中でよく聞くのが「リモートワーク」。「テレワーク」とも言いますね。職場に出社せずに在宅で仕事をすることです。
女性の結婚や出産、子育ての時に退職してしまうのではなく、産休→在宅で仕事再開、というように働き続ける制度です。男性なら育児しながら在宅勤務とかね。
ちなみに私は「テレワーク」を電話でする仕事「テルワーク」だと思い込んでいて(これだけITが発達した時代に電話メインってなんだよ 笑)と笑っていました。そんなレベルで働き方改革とか語ってます、ごめんなさい。読者の中には私と同レベルのお仲間がおられるかもしれないので、一応。
英語だと「telework」、「tele=離れた所」と「work=働く」の二つの言葉を組み合わせた造語
だそうですよ。
最大の課題はコミュニケーション
先日マイナビBOOKSでこんな記事を読みまして、その中で「最大の課題はコミュニケーション」というのがありました。
ECのリモートワーク(マイナビBOOKS)
とはいえ、リモートワークがメリットだけかというとそうではありません。3ショップとも他業界の企業と同じく「目が届かないこと」をデメリットとして挙げています。「正直さぼっていてもわからない」「何をしているのかわからない」というのは拭いがたい不安です。~中略~企業側としては給料を払う以上はある程度の把握ができないと困ります。
それに対する答えとして
「信頼関係を構築する」ことです。逆にいうと、信頼できる人しかできない、ということです。
信頼できる人しかできない・・・
って、そんな聖人みたいな人いるかよ(笑)!とひとりで突っ込んでしまいました。
リモートワークの課題
さぼっているかどうか会社側は管理したいかもしれないけど、そりゃ家にいたらさぼっちゃうに決まっているでしょ!だってにんげんだもの(byみつを)
- ついネットサーフィン
- 天気いいから散歩
- 3時間くらい昼休憩してた
- ひと休みのつもりで横になったら寝てた
- 気付いたら手にはマンガ
- 気付いたら手にはゲーム
やるに決まっているww
何を隠そう、ワタクシ14年前に起業して自宅で仕事していたとき、これ全部やりました。人間ってそうそうできてないんですよ、誘惑にゃ勝てませんのよww
経験者が語る!こういうシステムにすればOK
信頼できる人しかできないんじゃ、リモートワークは浸透しませんわよ。じゃあ、どうするか。こんなのどうでしょ?
就業時間で管理するのではなくて、仕事量で給料を決める
週3で10~17時、とか時間給で計算するのではなくて、「今週3件案件をこなしました」というように仕事量で計算するのです。
例えば、3万円/1案件だとしたら、3件やって9万円。
日中さぼろうが何しようが、とにかく期日までに3件やればオケ。やれなかったらお金入んない。
これなら自分のやりたいように時間配分して、こなしていくでしょ。もし1件でも案件が完了しなかったら次週から仕事減らされるから、何としてもやると思います。
子どもがいればなおさら
- 子どもが熱が出て保育園に預けられなかった
→ 夜やる! - 子どもがぐずって昼寝してくれなくて仕事ができなかった
→ 朝早起きしてやる! - 今日は親が子どもを見てくれる
→ 日曜だけどやる!
というようにそのかわり自己管理必須!になりますが、誘惑に負けない自己管理よりはよっぽど先進的といえます。
これフリーランスのやりかたです
実はこの「仕事量で給料を決める」はフリーランスの人の働き方です。依頼された仕事を期日までに納める、でも仕事量が多すぎるといっぱいいっぱいになってしまうから、そのあたりは調整して案件過多になると断ったり、納品日に余裕をみてもらったりします。
逆に、今月仕事少ないな・・・となると「今私空いていま~す」と元請けにアピールして仕事をもらいます。
そして毎月収入を確保する。ね、フリーランスのやりかたでしょ!?
周りの評価がわかりやすい
仕事量で給料が決まるから、やった分だけもらえます。だから本人は絶対やる。そして、その成果は案件として目に見えて表れるから周りの評価もわかりやすい。
職場で働いている人たちの(あいつ、家にいながらいい待遇だよな。絶対さぼってるよ。それにひきかえオレたちは・・・)という妬み嫉みもなくなります。
どうでしょう?どこかの企業さんやってみたらぜひ結果教えてください!
おまけ
これ書いていたら自分のリーマン時代を思い出しました。20年前に勤めていたH家具店。あの頃は結果がすべてだったなぁ。
当時の店長は超イケイケ。朝礼のあいさつで婚礼外商部隊に
店長「昼間営業車で寝ててもいい、映画館に行ってもいい、女と会っていてもいい、さぼろうが何しようが構わない・・・」
社員(はい?)
店長「だが・・・誘店客数だけは絶対に死守しろ!!それまで戻ってくるな!!」
めちゃくちゃ怖い店長でしたが、やることさえやっていれば天国な会社でした。
でも数字の悪い社員はひどい扱いをさせられていたなぁ(遠い目)ここでは書けない。
↑ま、これはブラックだけどね・・・ww