テレワークには2種類ある。出勤者7割減にモノ申す!

リモートワーク 働き方改革

今やいろんな企業でテレワークを推進中。大企業だけかと思っていたけど最近では中小企業でもすすんでいるみたい。2年前じゃ考えられなかった。コロナさまさまだ。

コロナが爆発する前の2019年10月に書いた記事が、今になって閲覧数爆増中w

「テレワーク」「リモートワーク」といったキーワードで訪問してくれているようです。いろんな人が取り組んでいるんだなぁ。ただワタクシ(当時思いつきで書いた記事でごめんなさい・・・)という気持ちでいっぱいです。だって書いたときはこんなにすすむと思わなかったんだもの。

通常の働き方と子育てと並行しながら働く人

私思うにテレワークには2種類あると思う。

  1. 通常の働き方の人
  2. 子育てと平行しながら働く人

細かく言えばもっとあるけど、主に大きく分けるとこの2つ。

1、通常の働き方の人

営業マン

言わずもがな、出社していた社員→在宅、のみなさん。Y広島県知事などは「7割減らして」とかのたまっていますが、出社日数や人数ではないのよ。業種によっては対面が絶対必要な場合もある。営業職はほとんどそうでしょう。

業務で分けるべき。たとえばこれまで全部が全部訪問していたのを、商品を見せたり機械のデモだったり重要な打ち合わせのみ顔を合わせる。資料・部品の届け物や簡易な打ち合わせ、最終の契約書、集金などこういうのはデジタルでできるよね。これは双方にとって時間短縮で有益。

押印するだめだけに出社とか、書類が会社でしか見られないから出社、タイムカードを押すためだけに出社、日報提出だけのために出社、とかこういうのは論外。

企業によって業務内容はまったくそれぞれなわけだから、出社日数や人数の割合で推進してもなんの意味もない。テレワークを目指すべきは「業務」の割合を減らす

県知事はとにかく減らすことしか頭にないみたいで、テキトーに7割とか言っています。

Y知事よ、人に言う前にね、まずはお膝元の県庁職員の登庁を7割減らしてみなさい。そうすると私の言っていることがわかると思いますぞ。

2、子育てと並行しながら働く人

テレワークの記事や番組を見ると、だいたいが1の「通常の働き方の人」を対象に語っている。これまで出社していた社員→在宅、の構図が多い。

私が思うに、テレワークってもう1種類あるんだ。それは「子育て中の人」のテレワーク。

子育て中の夫婦

従来だと、出産したらもれなく女性は産休になる。でもテレワークを利用すれば、体調見ながら少しずつでも、出産後もすぐ仕事復帰できる。

弊工房と協業しているデザイナーさんが以前出産されたとき、書きました。

例えば女性デザイナーHさん。数年前第二子を出産されました。もちろんそのときも案件は待ってくれません。出産予定日はもちろん産むまでの体調とか逐一伺って、スケジュール調整。産後は休まれるから他のデザイナーへの引き継ぎ資料を一緒に作成したり、データ作ってもらったり準備万端にして、産む寸前まで仕事してもらいました。そして引き継ぐデザイナーさんにも事前に「産まれるからヘルプ頼んます!」といつでもOK。

産後は子育てしながらの在宅仕事になるから、スケジュールを余裕見たり、案件を集中させないようにしたり、体調が悪いときは休んでもらっても大丈夫な環境にして、少しずつですけどすぐ仕事復帰されました。

スケジュールをうまくひいて準備すればこれくらいはできる。

もちろん1年産休を取りたい人もいるでしょう。反対になるたけ早く復帰したい人もいる。テレワークがあれば選択肢が増えるんだ。

そして男性にもメリットがある。これまでは産休を取りたくても、周りの目や理解のない上司、しわ寄せを恐れる同僚に気を遣い、日本の取得率は底辺まっしぐら。でもテレワークなら休むわけじゃなくて働くわけだからね。みんなハッピー。

今思えば、昔の「内職」も立派なテレワークだね。

井元の体験を話すよ

私は個人事業で自宅兼オフィス。一般企業で言えば、ずっとテレワークしているのとおんなじ環境。そして5歳の娘がいます。この5年間まさに「2、子育てと並行しながら働く人」に該当!

最初保育園が満員で入れなかったので、2歳までは毎日家で一緒でした。そのときの私のスケジュールはこう。

【午前】仕事
【午後】昼寝の寝かしつけをして起きたら一緒に遊ぶ(その間妻が仕事)

この時期は顧客への訪問も控えていました。私が終日出てしまうと娘を見る人がいない。

子育てとテレワークは相性が良い

こういう経験をしてわかった。子育てとテレワーク、めちゃくちゃ相性が良い!しかもテレワークのおかげでこんなメリットがあるんだぞ。

  • 初寝返り
  • 初ハイハイ
  • 初つかまり立ち
  • 初歩き

娘の「初」を全部目の前で立ち会うことができました!これだけでも在宅勤務ってサイコーじゃない?毎日子どもを見ているからね(あ、これ、そろそろ歩くかも・・・)とかわかるのよ。だから初歩きは動画に収めることができました。

3歳からは保育園へ通えました。テレワークの場合、帰りが遅い、とかそういうのとは無縁だから、お迎えは毎日行っていました。楽しいよ~お迎え。

企業にとってはメリットしかない

テレワーク、2種類をうまく社内で使い分けていけば、企業にとってはメリットしかないかな、と思っています。

そして反面、営業活動や生産現場など対面・工場勤務のメリットの高い場合は、わざわざテレワークにこだわる必要はない。出社日数や人数ではなく「業務」で分ければいい

また家庭の事情だったり本人の事情もある。大きく分けたら2種類だけど、10人いたら10とおり。これが大事かなとも思っています。

そしてテレワークを真剣に考えるとですね。

否が応でも間違いなくデジタル化が進む!

これも間違いなくメリットだ。


LINEが小売業向けの支援事業を始めるみたい。

LINE、STAFF STARTとともに新たな接客体験の提供と買い物体験のリデザインを目指し業務提携契約を締結(LINE株式会社)

このコロナ禍、アパレルの店員は誘店ができないから、個人のLINEで直接顧客に接客していた。自分で洋服を着て写メ撮って、ECサイトから買ってもらって。

これまでは、お客が気に入ったら商品詳細ページのURLをLINEして買ってもらう、みたいなながれだけど、この支援を使うと、アプリでバーコードを読み取ったら自動的にECサイトへ移動、そのまま購入。

某アパレルの店長である妹に聞いてみたらすでに導入していた!使い慣れているLINEだからお客さんとの距離も近くなりいい感じで運用できているって。また、これまではEC担当部門と現場店員は敵対関係だったけど(せっかく接客してもECで買われたら個人成績にならんもんね)、売上が販売員の実績にも紐づけられる機能があり、今や目指すベクトルが同じになり仲が良いらしい。セールの案内も一斉送信でいけるからDMハガキより断然コストも下がるしね。

新しい接客のカタチ、キターーーー。

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