先日公開された、私の愛読している永江さんのブログ記事です。
東京都のコロナ過剰規制による自殺者の激増は誰がどのように責任を取るのか(More Access! More Fun)
緊急事態宣言などの経済規制の影響で、東京では自殺者が増えコロナ死者数と並びそう、とのこと。
永江さんにならって私の住む広島県でも数字を拾ってみました。実はここ広島県も、今、緊急事態宣言中。
今の広島県の状況
陽性率は2.1%。
新規陽性者数は50人でグラフはだだ下がり。ピークは5月15日。(あれ?緊急事態宣言前にもう終わってるじゃん・・・)。
街の人出の推移
街の人出は緊急事態宣言発令(5月16日)後もそう変化なし。感染は収束しているので、東京と同じく人出の規制と感染拡大にはなんら関係がなさそう。
数字拾っていて思ったんだけど。広島県、これってさ、
緊急事態宣言を出すほどかい?
ちなみに重症はたったの26人です。そして全県民自粛中・・・。
自殺者の増加分とコロナ死者の関係
緊急事態宣言の影響もあり経済はひん死。広島でも自殺者が増加しています。自殺者の前年増加数とコロナ死者数を表にしてみました。
自殺者前年[増加分] | コロナ死者 | |
---|---|---|
【2020年】 8月 | 17 | 0 |
9月 | 3 | 0 |
10月 | 0 | 2 |
11月 | 5 | 1 |
12月 | 8 | 29 |
【2021年】 1月 | -3 | 57 |
2月 | 22 | 10 |
3月 | 15 | 4 |
4月 | 10 | 4 |
※自殺者数は警察庁のデータを基にしています。
※自殺者数は前年と比較しての[増加分]です、総数ではありません。
12月1月の冬場はコロナの死者数が増えました。ただ、ここ数年減少傾向にあった自殺者数は、2月以降急激に増えてきているのがわかる。
失業者数も増加!
ちなみに、広島県の令和2年10月~12月期平均の完全失業者数は3万9千人。前年同期(3万2千人)に比べ、なんと7千人(21.9%)の増加!
経済死についても対策をしたほうがいい
湯崎広島県知事は会見で「コロナから県民の命を守る」とよく言っていますが。
コロナだけでなく経済規制による死者、失業者の命は守らんでええのかい?
日本では失業者が160人増えると現役の自殺が1人増えるという過去30年の統計データがあります。
広島では令和2年10月~12月に7千人増加したから、この統計だと43人の自殺者が増えることになる。令和3年1~4月の自殺者前年[増加分]を見てみたら・・・「44人」
マジか・・・ほぼぴったり合ってる。
いつまでも経済規制に寄った対策ばかりをやっていると、自殺者数と失業者数が今後じわじわと増えてきて取返しのつかないことになりますよ。県政は、数字をきちんと見た上でやったほうがいいです。