当工房は設立以来、ずっとCMSによるサイト構築を提案してきています。(参考:IT用語集 CMS)
その中でも多いのがXOOPS(ズープス)のご提案。(参考:IT用語集 XOOPS)
専門知識が無くてもお客様で更新可能、いろんな機能をインストール・カスタマイズ出来て拡張性も非常に高い事からお奨めしています。
これだけXOOPSに関わっていると、大のXOOPSファンというWeb担当者さんによく出会います(そういうの本当に嬉しいです)
今回はその中でも生粋のファンであるFさんのお話。
好き過ぎて
Fさんが担当しているサイトはずーっとXOOPS一筋。当工房はその管理のお手伝いをさせて頂いています。
このFさんXOOPSが好き過ぎて深く勉強をしてみえます。好きが高じてそれこそいろんな要望を求めてこられます。
「こんなようにして欲しい、ここのサイトみたいに」
「ここをこの新しい機能を導入したらいいんじゃない?」等々
ただやっぱり設計上見直し箇所が多岐に渡ったり予算に限りがあったり。なかなか全部の要望に応える訳にはいかない。工数がかかると別で予算を取ってもらわないといけないものも。
でもね。ただ「出来ません」ってのは言いにくいんですよ。もちろん予算の都合なんかもある訳ですからその場合はお断りすればいいんですけど、簡単に言いたくないんですよね。
・・・だって相手がXOOPSファンだから。
私もXOOPS大好き。同じ好きな人にXOOPSはここまでが限界かなと少しでも思われるのがイヤ。
「井元さん、XOOPSはねすごいソフトだと思うんですよ。私はもう他のCMSに切り替えるつもりなんて全くない。このサイトを皆さんのお手を借りてもっともっと良くしていきたいんですよ」
そんな事しみじみ言われると・・・勝手に火が付きます。
(ええい絶対何とかしちゃろう。でもこの設計じゃ到底予算割れじゃけどうしちゃろう・・・)と心の中でメラメラとしてしまいます。
そのまま承ると大赤字になって元も子もないので、いろいろ考えに考えて予算内で代替案をまとめます。要望に出来うる限り近づけるように。
こんな言葉に達成感
やっぱり制作者としてはお客様のこんな言葉に達成感を感じるものです。
「出来たんですね!」
「へえすごい!そんな事も出来るの?」
「あ!いいですね、これ」
(ほうじゃろうほうじゃろう、これならあなたのご要望にバッチシですよ)と心でひとしきり得意になった後、にんまりしながら、
「喜んでもらって良かったです!」
このやり取りの為に日々いろんな案を考えて手を動かしているのかもしれません。