最近、人に言われてモヤモヤしたことがあったので書いてみようと思う。
この日は同世代の男性が4人いて、話題は学校のことになった。私には小学生の娘がいるのもあり、
「子どもが学校に行く一番の目的は勉強だ」
と言ったのね。すると、みんなから
「いやいや勉強じゃないよ。もちろん大事だけど一番の目的は勉強じゃない」
と言われたのさ。私は正直びっくりして、
「え?じゃあ一番はなんなの!?」
と聞くと、口をそろえて
「コミュニケーション」だという。
友だちをはじめ他人とのコミュニケーションを学ぶのが、学校において一番大事、なのだと。
コミュ力が第一?
学業の修習をもって学校へ行くのではないの?
最初、彼らの言っている意味がまったく理解できなかった私ですが、よくよく丁寧に聞いていくとようやく言わんとすることがわかってきた。まとめると、つまりこういうことらしい。
- 勉強も大事だが、他人とのコミュニケーションを学ぶことはもっと大事
- 勉強ができても、友だちと仲良くなれなかったら学校に行く意味がない
- 自分たちが小学生のときを振り返ると、友だちと遊んで楽しかったから
そこでさらに聞いてみた。
「勉強」と「コミュニケーション」割合で言うとどのくらいだと思う?
そうだな、
【勉強1:9コミュニケーション】
かな。
勉強の割合、少なっ!
「学校で一番大事なこと」って何だろう?
学校=コミュニケーション能力を養う場所
とみんな信じ切っていて、全然私の意見が理解されないんだけど。
そこでちょっと整理をしてみた。
「3,自分たちが小学生のときを振り返ると、友だちと遊んで楽しかったから」にヒントがあると思った。
私たちの時代は子どもの集合体と言えば学校が主だったこともあり、学校で友だちとうまくコミュニケーションをとれない、ってだけで、将来社会に出て困る、という固定観念があるのかもしれない。
ごぞんじのとおり、学校の教育プログラムはコミュニケーション能力を中心に構成されているわけではない。言わずもがな学問を納め習うプログラムになっている。
現代では、キッズクラブ、スポーツチーム、習い事教室、ネットのつながり。どこにいてもコミュニケーション能力は養える。学校に行くことによってそれを求めるのは違う話と思う。
たとえば、不登校・非登校の子どもたちは学校に行っていない。大人になれば軒並み社会不適合者になるの?そんなことはないよねぇ。
学校は学業のためだ、いやコミュニケーションの場だ
子どもが学校に行く一番の目的は勉強である
ちがう、一番の目的は勉強じゃない。コミュニケーションだ
う~んどうもモヤモヤする……。私ひとりだけ、超マイノリティーw
みなさんはどうお考えですか?
おまけ
同じく小学生のお子さんがいるU社長と飲んでいたとき、「学校で道徳なんて教えてくれるな、と思っているんですよねぇ」と酔いにまかせてつい言ってしまった。
(あ!しまった。コミュニケーション能力のときのように、またいろいろ言われる……)
すると、「まったく同意見!あんな内容はやめてほしい」とU社長。おぉ!まさかの同意見。
でもそんなことを言うと「道徳は大事に決まっている!」と総攻撃をされるから、普段は言わないらしい。
ははっ、私と一緒だ。
居酒屋で意気投合したふたりは閉店まで飲み明かしたとさ。