【園・校長のマスク要請 その2】対外的な問題がありまして……知らねーわ!

園・校長のマスク要請 子ども

↓これまでの【園・校長のマスク要請】連載記事はこちらにまとめています。

私の娘、皮膚が弱くマスクをつけることができません。摩擦などによりすぐ赤くなってしまう症状があり口元がかなりあれるので、通院している皮膚科の医師の、マスクは極力避けるように、との指示のもとそのように過ごしてきました。

保育園は無事卒園しまして、次は小学校。入学にあたってここでも過度な要請は続きます。こちらの校長、保育園に輪をかけてぶっとびでした。今回は小学校編です。

入学前に校長と面談

マスク

近所の小学生は毎日マスクをして通学しているし、小学生のいるママ友に聞くとどうやら校内でもマスク着用らしい。

(こりゃ入学前に学校へ話しておいたほうがいいな)と思い、3月に校長と面談。保育園のときのように、感染対策に協力はするけど、皮膚疾患があるためマスク着用を義務として要請しないよう伝えました(書面付きで)。

学校は全面的に配慮します!

面談当日、開口一番、校長「お子さんの健康のことです。学校は全面的に配慮しますよ!」

おぉ~。なかなか頼もしい校長じゃないのよ。
配慮してくれるなら皮膚を気にせず学校生活を送れそうだわ。

と思ったのも束の間、話していると、ちょいちょい学校の体面が気になってしかたないご様子。

「一年生はマスクをちゃんとできないのはわかっているのですが、対外的に対策をしている、っていうのが重要でして……」
「対外的にマスクをまったくしない、というのは、その、学校へのいろいろな目があるものですから……」

最初、この人はなにを言っているのかよくわからなかった(校長、ごめんw)

ひたすら「対外的に」を連発。
ん?待って。生徒へのマスク着用は、対外的に要請しているってこと?

なんだよ!感染対策じゃねーのかよ

校長、仮想の保護者にビビる

どうやら、保護者からの「マスクをしていない子がいるじゃないのよ!お宅の学校はどうなっているざます!」というクレームがこないか、めちゃくちゃビビってみえる。

僕 「過去に保護者からそういうクレームがあったんですか?」
校長「いえ今のところないです」

ないんかい!

校長「もしクレームを言われても、このように本人は対策をしている、と学校側は言えるからいいのです!」

待って。過去にクレームはないんだよね。誰?その保護者、あなたの仮想?

やだ。校長、想像力豊かすぎ。

このあたりからさすがの私も(皮膚がひどくなるから相談してるのに。学校の体面とか仮想保護者で認められないとか……知らねーわ!)とかなりあきれてきた。

本意ではないけど妥協案を受け入れる

そのうち校長「たとえば、授業中、口からの飛沫があるといけないので、席は端の前。発言のときだけマスク、というのはどうですか?」とか言い出した。

さっきまで、対外的に、を連発しながら、急に感染対策っぽい提案。う~んなにがなんだかもうようわからん。

強く主張して押し通してもよかったんだけど、このときの私は(文部科学省からの通達で学校も毎日感染対策で疲弊しているのだろうな)と教育現場への同情もあったし、現に校長と同席していた保健教師の表情と声からはかなり疲労が見てとれたし。
そして、娘のことは学校の協力を得て配慮してもらいたい、という気持ちもあったので、妥協案を受け入れました。着用するのは、マスクでも肌に合うものを私たちが探す、もしくはフェイスシールド、という条件を付けて。

とりあえず配慮してくれるみたい。ホッ

校長の主張にはほとんど共感するべきことはなかったけど、結果それでも、授業の発言時のみ着用、あとはしなくていい、という確約をもらったので、とりあえずはホッ。

そういえば校長がはじめに言っていた「全面的に配慮しますよ」の「全面的」はどこかいったな、と思いつつも、これなら口元があれることもないね、と妻と胸をなでおろしました。

うちに帰ってからも「配慮をしてくれるみたいだし、校長と面談してよかったね」「まあ、言っている意味はよくわからなかったけどね」「そうね」アハハ、ウフフと妻と語り合いました。

そう、このときはまだ想像さえしていなかったのです。
ひと月後の入学式でとんでもない発言を校長の口から聞くことになろうとは……。

次回は入学式編。
校長、ライジングします。お楽しみに。

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