星野リゾートの星野さんが、宿泊施設周辺に住む人たちに向けた「マイクロツーリズム」に着目することが日本の観光業にとって重要になる、とおっしゃっています。
メリットはいくつかありまして、1つ目は今までも「マイクロツーリズム」のお客様はそこそこいらっしゃったので需要がしっかりある。2つ目は県をまたいで長距離の旅行をするわけではないので、(ウイルスの)拡散につながらない。3つ目は私たちの観光人材の雇用を維持できる。最後に4つ目は、今まで私たちは首都圏や大阪圏、そしてインバウンド…中国、ヨーロッパ、アメリカと遠いところをターゲットにしてきたのですけれど、この機会に地元の方々にもう一度地域の魅力を再発見していただくことがすごく大事だと思います。
<コロナに思う>「インバウンドが戻るのは最後」星野リゾート・星野代表は”マイクロツーリズム”を提案 |テレ東プラス
この、地元の観光はまずは地元から、という考え方。
手前みそではありますが、私も以前ブログに同じことを書きました。
星野さんと同列に語るのはたいへんおこがましいですが(でも同じ意見でちょっとうれしい ^^ )、ものすごくいい考え方と思います。
ブログにも書きましたが、実はインバウンドの割合って私たちが思っている以上にないんですよ。
宮島に限って言えば年間来島者456万人に対して外国人は32万人。たった7%です。だから国内の掘り起こしが大事。そしてまずは地元から。
廿日市市の独自支援事業
そうこうしていたら先日、私の暮らす広島県廿日市市が、廿日市市民が市内の旅館・ホテルに宿泊したら最大5,000円補助、という独自支援事業を発表しました。
やるじゃん!廿日市市。この独自事業ナイスですよぉ!
事業がスタート(6月末くらいからかな?)したら、もちろん私も利用します!宮島に渡るもよし、近場の温泉宿でゆっくりするもよし。こんな機会がないとなかなか地元で宿泊はないからね、しかも補助金付きだし、事業者の助けにもなるし。観光事業が維持されることにより、このあと県外、海外のお客が戻ったとき、再生できます。それが税収に反映されます。私たち市民にとっては一石二鳥どころか三鳥だよ。
廿日市市民よ、今こそ立ち上がろう!
市内の旅館・ホテルに泊まりに行くゾ
最近の問い合わせ
BtoBだった企業がコロナで大打撃をくらって、BtoCもやっていきたい、という相談がけっこうあります。即売上につながる、というのはなかなか難しいけど、頭をフル回転させるとやれないことはない、というパターンが多い。むしろ自社を見つめるいい機会になった企業が多いです。できうる限りアドバイスをしています、地道な取り組みになるけどなんとか乗り切ってほしい。
私の肌感覚ですが、コロナ前に次の事業展開を考えていた企業は、売上激減してもその空いた時間で社員を使ってすんなりその事業に取り組んでいるように思います。そういう企業はだいたい4月ごろの相談に多かったかなぁ。
5月下旬や今6月に相談にみえた企業は、コロナ後に危機を感じて急いで社内方針に取り組んだ感じです。
平時の業績順調のときに次のことを考えていたか、この差が出ていたように思います。今回のコロナに関しては誰もが予測しえなかったわけだけど、常に次のことを、という姿勢って大事なんだな、と強く感じた3ケ月でした。
あとはSNS。普段からやっている企業は新事業をすぐ拡散できるけど、アカウントさえ持っていない企業は周知の時点で苦戦しています。SNS運用、これまでは社内体制を理由に敬遠する企業があったけど、今後は避けてとおれないな。今や主要な広報活動のひとつだから。
テイクアウト・デリバリー参入促進事業
来店数が減って大変な飲食店向けにテイクアウト・デリバリー参入促進事業が継続されています。これは広島県内対象ね。
(1)販売促進費
- チラシ等印刷物の製作委託費
- WEBサイト等製作委託費
- 看板・POP・のぼり製作費
弊工房でも(1)販売促進費の一部でお手伝いできます。よかったらお問い合わせください。