飲み屋街

繁華街への支援より消費マインド転換が優先。うれしいのは食べに来てくれること

TJ Hiroshima(広島のタウン情報誌)が広島の繁華街、流川について投稿をしていました。(流川=ながれかわ、と読みます、るかわじゃないよ)

皆様にお願い 流川エリアに恩返しがしたい(日刊わしら)

引用してまとめると、

新型コロナウイルスの影響で、広島屈指の繁華街、流川エリアは大きな打撃を受けています。TJ Hiroshimaは再びこの街のにぎわいを取り戻したい!流川エリアの今を特集するので制作費の一部をクラウドファンディングで募集します。

という内容でした。

流川や広島駅前など繁華街については私も気になっていたこともあり、先日市内に出る用事があったので、昼から夕方、夜にかけて実際に歩いてみました。

まず正午、本通付近にいました。お昼を食べようと気付いたら12時を回ってしまい、ビルから次々と人が出てきました。(しまった!どこの店も混む・・・)と時間をずらさなかったことを後悔。それでも定食屋や和食のお店をのぞいてみると・・・

あれ?席空いてる。すぐにでも通してくれそう。

コンビニにも寄りました。レジに人が並んでいない・・・すぐ買えた。

なんか人が少ないぞ・・・。

その後打ち合わせが終わって夕方17時ころ紙屋町から乗ったひろでん。余裕で座れました。普段なら仕事上がりの人たちでとても座れやしない。

そして帰りの23時ころのJR広島駅の岩国行き。この日は金曜日でいつもならこの時間帯はすごく混む!(座れないからつらいなぁ~)と思いながらホームに降りると、

あれ?ガラガラ

余裕で座れました。
みんなテレワーク?正直、あまりの人のいなさに驚きました。

コロナ感染がこわいわけではなく、そもそも人がいない

TJ Hiroshimaのクラウドファンディングのページには「新型コロナウイルス=夜の街のイメージが定着し、流川エリアには、近づくだけで危ないのではないかと誤解を招いているから活気がなくなっている」とありましたが、私の意見はちょっと違います。

流川エリアの飲食店が大変になったきっかけは、もちろんコロナであり緊急事態宣言だった。けど自粛明けの今は、コロナ感染がこわいから誰も来ない、だけではない。

絶対数で人がいないから

市内に働きに出てきている人数が少ないんだから、ランチ客も飲み客も少なくなるのは当たり前。つまり、すでに生活様式が変わってきているから。

残念ながら、接待で使われてきた飲食店はまず回復しないでしょう。今後企業の交際費は削られていく一方・・・。忘年会も今年はないだろうから、宴会主体の店はコロナ感染状況とは関係なく回復はキビしい。

どれだけみんなが支援しても、いない人数分だけ売上は前のようにはいかない。

シーラスの料理
※画像は私が先日食べに行ったお店の料理です

感染対策だけでは客は来ない

換気しながら元気に営業中

そうなると「流川は感染対策はバッチリです!」では客足は戻りにくいのでは、と推測します。みんな市内の職場に出て働く、という生活様式が変わってきた以上、そこではない気がします。

消費マインドの転換が最優先

じゃあどうしたら活気が戻るのか。

私は、消費マインドの転換、が最優先だと思っています。

顧客の飲食店や食材卸しの会社、レストラン業と取引のある会社の社長にいろいろ聞いてみました。どうやら住宅街の飲食店はもう客が戻っているらしい。近所の店にはみんな行っているようです。

だけど消費への意識がまだ最低限。コロナ前の「ごはん食べに行こうよ!」「飲みに行こうよ!」というマインドになっていない。これを戻さないといけません。それが繁華街への誘導につながると思います。

GoToトラベル、GoToイートのもうひとつの目的とは

GoToトラベル事業

今キャンペーン真っ最中のGoToトラベル、GoToイート。経済効果とか恩恵の差とかいろいろ言われていますけど、私が思うに、もうひとつの目的は、

もう旅行してもいいよね!
外食してもいいよね!

という国民の消費マインド転換の促進です。同調圧力の強い日本人、みんなが旅行に外食に出かければ、私も!となります。

今となっては、コロナに感染したらこわい、のではなく「社内で感染第一号になったらどうしよう」とか「繁華街に出かけたことが知られたら・・・」という”人目”がこわいのです。

うれしいのは食べに来てくれること

飲食店の人たちが一番望んでいること、うれしいことはなんだろうか。やはり「食べに来てくれること」でしょう。

自粛も明け”コロナと付き合いながら社会活動をしていく”時代に入った今、私たちは感染対策をしっかりした上で、お店に食べに行かないといけない。

支援も大事、それを否定するつもりはありません。だけど「ひろしま好きじゃ券」もそうですが、どう支援しても金額的には十数万円、はした金です。家賃や人件費で1ヶ月もたない。

土日に友だちと約束して出かけよう
買い物に出かけた帰りに寄ろう
たまたま市内に出たついでに食事もしよう
会社の帰りでもいい
持ち帰りでもいい

もう自粛期間ではないのだから、支援ではなく行ってあげないといけない。店はいくら感染対策をしようと思っても客が来なければお金をかけて対策する意味さえない。もっと言えば、感染対策は私たち個人個人がやることであって、店にすべてをまかせるものでもない。でも、来店客を安心させるために店はがんばって対策をやってみえる。

店に食べに飲みに来てくれた客が「おいしい!」

飲食店のみなさんはこれが一番聞きたいし、喜んでくれるんじゃないかなと思います。

PayPayキャッシュバックキャンペーン

みんなが「ごはん食べに行こう」「飲みに行こう」となるには、やっぱりきっかけがいる。それには「ひろしま好きじゃ券」では弱い、どちらかというと好きじゃ券は飲食店支援寄りのキャンペーンだから。

ここはやっぱり、消費者寄りの還元キャンペーンが必要です!先日も記事を書きました。

しつこいようですが、私の推奨するのは「PayPayキャッシュバックキャンペーン」です。

  1. 【参加店舗】PayPayの加盟店になる
  2. 【お客さん】期間中(~12/30まで)PayPayで支払いをしたら25%キャッシュバック
  3. 【広島県】 25%キャッシュバックを補助金で

こういうきっかけがあれば、消費者は動く人は絶対動く(私を含めて)。それを見た人も動く。

そろそろ消費者寄りの支援策を打たないと消費マインドは変わりませんよ。

集まれ福山グルメ!もぐもぐキャンペーン
先月まで 福山市がやっていましたね。

県や広島市でもやりませんか?広島県と広島市の中の人、この案どうでしょうか?

生活様式は変わり始めている

もう確実に生活様式は変わり始めています。それに合わせてどの業界でも変わってくる。飲食業界もすでに考えてみえるとは思いますが、立地やターゲット客、根本的に見直さないといけない。

制作業界への影響

みなさんの中には「なんでデザイン屋の井元さんがこんなにコロナウイルスについて書いているの?」と思われている人もいるかと思います。

理由は私たちの仕事にもだいぶ影響が出ているから。コロナの出始めた2、3月ころ、案件は止まるはキャンセルはくらうわ、顧客と一緒に進めていくプロジェクトなどほとんどストップしました。発注側もそれどころではなくなったからです。

その後みんなテレワークになり、WEB関連で一瞬仕事は増えましたが、不況が続けばこんなのとても長続きはしない。なぜなら、不況で真っ先に切られるのは広報予算、つまりWEBや紙などデザインに直結する予算です。今から不安でしょうがない。だって、すでに、私がこの耳で聞いただけでも十数社倒産しているんだから、どこの企業もギリギリでしょう。

だからみんなに少しでもはやく消費マインドを戻してもらって、経済が回るようになってほしい。この一心です。