わいせつ教員の免許再取得、更生プログラムは絶対必須だ

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私には5歳の娘がいるんだけど、小さな子どもを持つ親としては、これ気になる。

わいせつ処分教員273人 4割超は児童生徒対象―文科省「懲戒免職を徹底」(時事ドットコム)

実はわいせつ行為をした教員の処分数は近年多くて、その半数は児童生徒に対しての行為。ちょっとした社会問題になっている。

過去10年間のわいせつ処分教員数
時事ドットコムからグラフをお借りしました。

さらに、それどうよ?、と思うのは、わいせつで教員免許を失効したとしても、3年経てば再取得可能なのよね。経歴を偽って別の自治体で再就職すればわからない。実際そうした例もある。雇用する自治体担当者が詐称を見抜けるわけはないし、見抜けたとしてもまた別の自治体に行くだけでしょう。つまり、実質野放し。

わいせつ教員の免許再取得

私はわいせつ教員の免許再取得は反対の立場です。理由は単純で、わいせつは再犯率が高いから。自分の娘に置き換えたら任せられるわけがない。これに尽きるわけだけども、たいがいの親はそう思うし、国民感情からしてもそう思う人が圧倒的多数でしょう。

でもね、現行法では就職制限はできないらしい・・・。

朝日新聞デジタルの記事。文科省の会見です。

現行の教育職員免許法では、懲戒免職処分を受けても最短3年で免許状を再取得できる。文科省は再取得できない期間を無期限とすることで、学校現場に戻れなくする方向で検討していた。だが社会復帰や更生の観点から、刑の執行後、原則10年で刑が消滅するなどと定めた刑法との整合性が取れないと判断した。

わいせつ教員、免許再取得不可の法改正は見送り 文科省(朝日新聞デジタル)

要は、犯罪を犯しても10年で消滅なのに、教員免許のみを一切再取得不可とすることはつり合いがとれないよね、ということ。

確かにそりゃそうだ。感情論で言えば(そんな教員取得できなくていいっしょ!)と思うけど、まあまあ。教員だけ重くなるよね。

弁護士や医師の場合

そこでふと思った。たとえば弁護士や医師が刑事事件とか起こして資格を失った場合、再就職できるのか?

毎度おなじみ呉弁護士に聞きました。私の質問をわかりやすくブログ記事にしてくれたので引用します。

弁護士であっても医師であっても、一度登録が取消になっても、再登録が可能となっています。そのため、教員によるわいせつ犯罪を理由として、教員に対してだけ、教員免許を未来永劫与えないとすることは、他の国家資格などと比較しても余りにも重すぎるペナルティとして、近代法治国家の原則に照らし、バランスを欠くと判断されたものです。

教員免許の再取得の可否とその他国家資格との均衡について(子どもの法律)

↑この記事、ものすごくよく理解できる名記事です!時間がある人はぜひ全文読んでほしい。これは拡散したい。

弁護士や医師の場合も再登録が可能です。

ただ、弁護士や医師の場合は依頼者が依頼(または患者が受診)するかを選択できるけど、教員の場合、わからなければ選択の余地がない。けどやっぱり他職種とのバランスを欠くのだろうか・・・

呉弁護士いわく「国民感情の観点から免許再取得反対の声が大きいんだけど、法律上一切、禁止するという規制の仕方ではバランスを欠くので他の方法(以前のわいせつ犯罪歴をきちんと記録に残すなど)で調整をしようとしているのが現状ですね」とのこと。

ちなみに、これも呉さんが調べてくれたんだけど、医師の2020年の処分等の概要は次のURLのとおりで、今年は医師資格の免許再取得は認められていなかったみたい。

2020年9月25日医道審議会医道分科会議事要旨(厚生労働省)

医師の審議はけっこう厳しい。

更生プログラムの履修は必須と思う

子どもに対する性犯罪や虐待を根絶しようと、弁護士らでつくるNPO法人「シンクキッズ」(東京)が先日、わいせつ行為で懲戒免職となった教員・保育士らが再就職できる職種を制限するよう求める要望書を政府に提出しました。

わいせつで懲戒免職の教員に就職制限を 要望書提出(日刊スポーツ)

思い切った要望書です。弁護士が提出した、ってところに意味がある。法改正があればいけるんだね。世論にひびけばいいなぁ。

でもすぐすぐ再就職制限は難しそう。自分なりにも調べてみて、その結果「更生プログラム」があればなぁ、と。権利があるとはいえ「なにもなし」に教員復帰は世論と温度差がかなりあるし、誰も納得できんと思う。

わいせつ教員の再就職の際には、更生プログラムを履修させること

これ必須にしてほしい。

子どもは将来心に傷が残る

子どもに対する性犯罪や虐待は子どもの今後にものすごく影響があるし、心に傷が残る場合もある。被害に遭う前に未然に防ぐ。そのためにも大人が行動していかないとな、と思います。

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