あなたの会社のサービス「選択」できていますか?

選択する 子ども

私たちは生活する中でいろいろな「選択」をしています。人生で言えば進路や就職、結婚。毎日のことで言えば朝着る服からランチ、休日の過ごし方など。誰にも等しくあるのが「選択する権利」。だから、これを選べ!、なんて人から押しつけられたら、ほんとイヤ。

私の性格上全部自分で決めたいので、人からどうこう言われて干渉されたくない。そのせいか、自分で選べない、という状況にはまあまあ敏感です。

でも、世の中には「選択できない」もしくは選択しようにも「許されない」ってこと、けっこうあるのよ。

学校の制服

学校集合写真

小中高と強制的に着させられた制服。私服で通学する、という選択肢はなし。

私当時、学校の制服が嫌で嫌で・・・。傍から見るとみんな同じ格好をしている。それが滑稽でしかたなかった。勉強するにおいてまったく関係ないし、いったい何のためにこれ着ているんだろ、と思っていました。

小学生のとき一度先生に制服の意義を尋ねたことがあったんだけど、健全に勉学に励むため、とか、服装の乱れは心の乱れ、だとか言われて(はぁ?もしかしてこれたいした理由ねーな)と子ども心に感じたのを覚えている。修学旅行の集合写真なんて悲惨だと思いません?みんな同じ姿でカメラのほう向いているんですよ。なんかこわいわ。個性の欠片もない。単に学校側が生徒を管理しやすかったんだろうね。今だにある時代遅れの悪しき慣習だと思っています。

ただ誤解してほしくないのは、制服がダメ、と言っているわけではないの。制服が好きな人がいるのも知っている。制服以外「着ていく服を選べない」というのがヤなのよ。

マスク

マスク

制服のながれでいうと、マスクもそれにあたる。他の人に感染させるかも、とマスクをする日本人ならではの心配りはいい国民性だな、とは思うけど、同調圧力による、あなたもして!、という強要はいただけない。するしないは本人の健康問題も含めて個人の選択の自由。

余談ですが、街を歩く人みんながみんな同じように口を覆っている姿を見ると(あの布1枚への信頼感ってすごいんだなぁ・・・)といつも感心します。ワタクシ自身は制服と同じでちょっと滑稽な光景に見えてしまいますが・・・。言い過ぎました、すいません、私もマスクくらい信頼される人間になりたいです。

選択的夫婦別姓

今話題の「選択的夫婦別姓」もめていますねぇ。これも文字通り「選択」。もちろん私は賛成の立場なんだけど、反対する議員の理由に興味があって記事を読んだことがあります。

【全文】夫婦別姓反対を求める丸川大臣ら自民議員の文書、議員50人の一覧(東京新聞 TOKYO Web)

1 戸籍上の「夫婦親子別氏」(ファミリー・ネームの喪失)を認めることによって、家族単位の社会制度の崩壊を招く可能性がある。

【全文】夫婦別姓反対を求める丸川大臣ら自民議員の文書、議員50人の一覧(東京新聞 TOKYO Web)

え?数ある理由のしょっぱながこれ?こんな理由で反対なの?

世の女性のみなさまがこれだけ不便・不利益を受けているのにもかかわらず、いやはや、的外れなことで・・・。

「選択する」権利

というように「選択できない」もしくは選択しようにも「許されない」ってことってけっこうある。繰り返すけど、制服もマスクも同じ名字も、ダメ!、と言っているわけではないの。

ひとりひとりに「選択する」権利

↑これに配慮されていないのがダメなのよ。そう思っています。

飲み物・食べ物持ち込み禁止

先日こんなことがありました。

クルーズ遊覧船の折込チラシが入っていて、キャンペーン乗船価格でとても安かった。妻と「これいいねぇ。一度クルーズしてみたかったんだよねぇ」と興味津々。

よくよく注意事項を読むと「飲み物・食べ物持ち込み禁止。店内レストランや売店をご利用ください」とある。

なるほど、ここで利益を得るのね、と隅々まで読み込むも、メニューが載っていない。小さな子どもがいるから食べられないものもある。価格帯もわからない。海の上でコンビニもない。つまり、

選択肢がない!

完全に顧客視点に欠けていました。チラシはそのままゴミ箱行き・・・。

そのサービス、選択できる?

クルーズ船を例に挙げましたが、選択って実はBtoB、BtoCの中小企業のサービスにもつながる話なのです。

昨今「選択できない」サービスはまったく消費者に支持されません。
「選択できない」=「顧客視点がない」同義語です。

もし、なぜ問い合わせがないのだろう・・・、というサービスがあったなら「選択できない」ことが原因かもしれません。自社都合を優先して消費者への選択を制限していないだろうか・・・。こういう視点で今一度見つめ直すと解決につながるかもしれませんよ。

井元も選択しています

実はワタクシ井元もクライアントを選んでいます。連絡は電話とFAXのみで、なんて会社はムリだし(実際あって取引やめました)、自社さえよければいい、なんてのが見え見えの会社との契約も先日停止しました。(ここの中の人はホントひどかった・・・)

仕事ってのは信頼関係で成り立っていると思うのよ。信頼がなくなった時点で、私の場合、もう二度と関わり合いたくないかな。

その分、私の大事な顧客のみなさんに時間と技術を注ぎたい!

事業において「選択する」ということは健全な商取引のメリットにつながります。


個人的に注目していたわいせつ教員の免許再取得。先日文部科学省から発表がありました。事実上の再就職の制限になりそうです。子どもたちのための対策、一歩前進しました!

わいせつ教員の処分歴閲覧 文科省がシステム構築、来年度から(日本経済新聞)

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