広島屈指の繁華街、流川についてこんなニュースをやっていました。(流川=ながれかわ、と読みます、るかわじゃないよ)
流川の路上にテラス席”道飲み”イベント(NNNニュース)
沿道の飲食店でテイクアウトしながら感染リスクが低い屋外で楽しむイベント。コロナ禍で客足が戻らないなか、地域の飲食店の経営者らが企画した。
引用:流川の路上にテラス席”道飲み”イベント(NNNニュース)
新型コロナウイルスの影響をもろにかぶった流川エリア。飲食店への自粛要請もあって大変な打撃です。こうやって地域がひとつになって飲食イベントを開催したんですね、いいですね、がんばってる!
国土交通省が昨年、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける飲食店等を支援する緊急措置として、沿道飲食店等の路上利用の占用許可基準を緩和しましたよね。
新型コロナウイルス感染症の影響に対応するための沿道飲食店等の路上利用に伴う道路占用の取扱いについて(国土交通省)
この発表を聞いたときから、実は私(暖かくなったら流川を歩行者天国にしてオープンテラスをやったらいいだろうなぁ)と考えていたので、お~!いいじゃん!と思いました。
そしてこのとき、もうひと工夫プラスした案を考えていたんですよ。今日は流川へ応援の気持ちを込めてまとめてみました。
課題がある、夜の路上テラス
ニュース動画を観ると、のんべえのみなさまが楽しそうにビール片手にやっているのを見て、こっちも笑顔になりました。私も行きてー。
でもこの路上テラス。集客において2つの課題がある、と感じました。
1、そもそも市内に働いている人がいない
先日のブログでも書いたんだけど。
今や生活様式が変わって市内に働きに出てきている人数が少ない。ランチタイムでもすぐ席に通してくれるし、コンビニでも並ぶ必要がないくらい。
金曜夜の路上テラスだとターゲットは仕事終わりの人たち。市内に出てきている絶対数が少ないわけだから、どれだけイベントを開催して常連さんが戻ってきたとしてもコロナ前の客足にはとうてい戻らない。
2、わざわざ出かけない
じゃあ、テレワークの人たちも金曜夜に出て来てもらえばいいじゃない?、といってもですね、テレワークが終わった金曜日!さ~て流川にでも繰り出すか~、というお父さんやお母さんはまずいない。家にいるのにわざわざ出ないだろうし、家族がいればそのまま晩御飯を一緒に食べるでしょ。
課題として、これまでの客層だけにターゲットを絞っても戻りが少ない。戻ったとしても100には戻らないと思うんですよ。そしてまたコロナが出れば、夜の街、というだけで再び客足が遠のいてしまう・・・。
昼間でも路上テラス!
そこで井元が提案します!この路上テラス。夜はもちろんですが、
昼間にもやっちゃったらどうでしょう?
開催は金曜ではなく「土日祝日」。そしてターゲットもごっそり狙いを入れ替えるつもりで、家族連れと若いカップルに絞り込みます。
「カップルはわかるが、家族連れを呼んでどうすんのよ、子どもはお酒を飲めないでしょーが」という声が聞こえそうだけど、まあ聞いてください。
子どもも楽しめる、がポイント
飲食店とともに子どもも楽しめる出店もします。流川は飲食店だけじゃないよね。電気屋や花屋もある。ランプを作ったり電気配線とかの工作教室、手作りアレンジメントとか、親子で体験できる店がいいよね。青空の下楽しそうじゃない?
あとは店のメニューの公開調理とか。人が集まって買って食べてくれる、ってのも子どもたちは楽しいだろうな。もしマグロの解体ショーがあれば盛り上がりそう。
昼間にやるねらい
昼間にやる大きなねらいは「立ち寄りやすい流川に変えていく」です。
それぞれのターゲットごとに見ていきましょう。
流川常連だったお父さん
- わざわざ夜に出かけられない
- 奥さんがいやな顔をする
「あなた、こんな時期に流川へ行くの!?何考えてるの?」
私のまわりにも何組かみえたんだけど、コロナを機に奥さんが飲みに出かけるのをいやがるようになったとか。万が一コロナをもらってきたらどうするのよ、家族に感染して学校や私の職場まで広がったら大変じゃない!、と。
気持ちはわかる。でも土日祝日昼間なら、
子どもも連れて行って堂々と飲める!
いろいろ聞くと、なぜか昼間に出かけるのはOKだけど夜は危ない、という市民心理があるようなの。コロナは時計読めないんだけど。マスコミのいいかげんな情報の影響だろうね。あれだけ飲食店が時短要請されればそういう心理が働いてもおかしくない。県の責任でもあるな。
家族で一緒にお天道様の真下で屋外ならノープロブレム!ピクニックとなんら変わらない、超開放的。奥さまにも楽しんでもらえるんじゃないでしょうか。飲めるしねw
若いカップル
- 夜に出かけにくい
- まわりの視線がきになる
- 会社から止められている
夜にふたりで流川に行った日にゃ、まわりの目が気になったことでしょう。あれだけメディアで、若者は自粛して、なんて連呼されたら(気をつけるべきは高齢者でしょ・・・)と心の中で思いながらも、行きにくい。勤め先が「行くな」と言えば若い社員は行けない。
これがどうでしょう。昼間なら視線は気にならないし会社にとやかく言われない。デートしながらお酒飲んで、子ども向け体験もふたりでやってみたりして、絶対楽しい。
飲食店のメリット
井元案のねらいが伝わってきましたでしょうか。飲食店にもこんなメリットがあります。
- 街ににぎわいが戻る
- 客層が拡がる
- そのまま夜まで路上テラスをやって、常連のんべえにも楽しんでもらう
そして、
市民のみなさんにとって流川が身近になる
なんといってもこのメリットが大きいでしょう。感染源みたいにひどい言われかたをした流川が、休日に遊びにいくところになるわけです。そして若者や子どもたちは未来のお客さん。流川は、オトナになったら行くところ、だったのが
とっても身近な街
になる。将来の顧客につながること間違いなし。
広島の観光地に!?
今広島ではカミハチキテルでバス停にウッドデッキを張ってみたり、クレドに芝生を敷いて飲食出店して、社会実験をやっている。この延長事業としてでもいいかな、と思っています。広島市さん、予算つけて助けてあげて。うまくいけば観光地になるかもよ。
今日は流川への応援の気持ちを込めて書いてみました。
届け!流川エリアの中の人!
よかったらこの案使ってください。実現したら私絶対入り浸るw