息子を育てるってどんな感じ?男の子らしさについて考えてみた

息子を抱っこしているお父さん e-Tax

娘の通う保育園の子どもたち、年長組にもなるとけっこう男の子と絡むことも多くなりました。

お迎えに行った私の顔を見るなり「オッス!」とえらそうに(笑)あいさつしてきたり「オレ、ごうかくしたんで!」とけん玉の技がクリアできたことを報告してきてくれたり。

あるときは「きょうこれ、わたすけえ!」と手にはお手紙。「だれに渡すの?」「Hちゃん(同じクラスの女の子)!」うぉ!ラブレターなのか!「がんばれ!おっちゃん応援しとるで!」と朝の保育園の下駄箱でテンションマックスになったり。

これまであいさつしても全然こっちを向いてくれなかった男の子たちが、成長していろいろ話しかけてくれるようになりました。そしてとにかくかわいい。(ちなみにラブレターは後日、お母さんに結果を聞かせてもらいました!)

そんなこんなで、最近(自分に息子がいたらどんなふうに育てるだろう・・・)と考えるようになってきた。

ちなみに私には息子はいませんので、これから書くことは完全に

妄想

です。勝手に息子を頭の中で作り上げて、毎日保育園の送り迎えをしたりお風呂に一緒に入ったり遊んだり、という生活をマイワールド全開で妄想しているかなりアブナイ話です。よかったらお付き合いください。

男の子らしさ

今の私のもっぱらの子育ての課題は「男の子らしさ」について。息子にコレを求めてしまうんです・・・。

男子たるもの、強く男らしくあれ!

うわ~引きますねぇ。多様性でジェンダーフリーな社会が求められている昨今、完全にダメです、親としてアウトですねぇ。

めそめそ泣いてはいけない。弱音を吐くな。我慢強くあれ。不言実行。女の子を守る・・・etc。
いわゆる「男の子らしさ」を父親が押しつけるなんて・・・。

でも・・・ついつい、強くあれ!、と思っちゃうんですよ・・・。頭では、押しつけてはいけない、とわかっているのに、なんでこう思ってしまうんだろう・・・(繰り返しますが私の「妄想」ですw)。

そこで自己分析してみました。その結果、あぁ、これは、

自分が歩んできた人生と同じ人生を息子に求めているんだ・・・

そのことに気づきました。

結婚するには一人前でないといけない

今から20年以上前、私の若いころは「結婚するには一人前でないといけない」という風潮が強い時代でした。オレが妻を家族を養うんだ、と。

当時勤めていた会社では、働くのは結婚するまで、という女性社員が多くて実際にそのほとんどが寿退社だった。そのときお付き合いしていた彼女ももれなくその考え。だから結婚するとなると専業主婦になるから、その後は、自分が一馬力で働く、と思っていました。

当時よく彼女に聞かれたのは「転職はどうする?」

勤めていた会社は昇給が少なく、将来働き続けるにはちょっと不安。転職はどうする?を解説すると「結婚するには転職してほしいな。考えてくれている?」でした。そして自分もまったくおかしいとも思わなかった。男は外で稼いでくる、のが当たり前。

そして私の業務は「営業」でした。数字をとってきてナンボ、の世界。売上を上げなければ人であらず(つまりクビ!)そんな環境でしたので、どうやったら売れるか、どうやったら月の目標を達成するか、もう完全に肉食です。だから、

男子たるもの、売上を上げるべし!=強く男らしくあれ!

という「狩り」のイメージが染みついた20代でした。完全にサバンナの猛獣の考え方。

当時の仕事に対しての考え方は「金のため」「稼ぐため」「家族を養うため」。今のように、誰かの役に立ちたい、という視点は皆無。

自分の生きてきた人生はひとつしかない、ということを自覚する

そう、ついつい、自分が歩んできた猛獣人生を正しいと思い込み、こうすれば人生を乗り越えられる、と信じ込み、息子に同じようなサバンナの過酷な人生を求めてしまっていたのです。

自分の生きてきた人生はひとつしかない

これを自覚しなくてはいけないのに。

人の歩んできた人生って、実はたったひとつ。どんな波乱万丈な生き方の人も、いたって平凡な生き方の人も、たったひとつしか経験していない。オトナになるとそんなことも忘れて、自分の生きてきたことが何よりも正しい、と思い込み、それを良かれと息子に伝えたがる。

借金を抱えたり離婚でつらい経験をしたけど最後には大成功した人は、その奔放さや決断力を息子に指南したい。
受験を勝ち抜いて大企業の上役まで勤め上げた人は、間違いのないその王道レールを息子に。

そして、オレが妻を家族を養うんだ、と男らしく生きた人は、自分の思う強さを息子に求める。

自分にとっては生きてきた人生がすべてだし、それでよかったと思いたいし、他人から否定をされたくない。でもそれはあくまで私のイメージであって、これから始まる息子の人生が同じなわけはない。ちょっと考えたらわかる、押し付けたらダメだよね。

自分の生きてきた人生はひとつしかない、ということを自覚する。それを押し付けない

息子から大事なことを教わりました(再度繰り返しますが「妄想」の息子ですw)。

最後に

読み返すと、よくもまあこんなマイワールド全開のアブナイ話を書いたな、と自分でも若干引いています。最後まで読んでくださったかた、お付き合いいただきありがとうございましたw

ということで、

本当の息子がほしい~!


今年のe-Tax。さすが毎年期待を裏切らない、今年もつっこみどころ満載です。

みんな申告がんばろう!

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